シェア
葉月Lエンデ
2023年3月6日 16:25
錆びた鉄の階段を降りて路地に出ると、ビル風がふたりを襲った。「硬いなぁ。ほら、笑って。笑顔笑顔」「いででででで……!」 頬を強くつねられ、笑顔どころか涙が滲む。「なにすんだよ!」 一ノ瀬が声を上げると、ケイはふふふと笑った。「リラックスリラックス」 軽い足取りで先に進むケイの後を、頬をさすりながらついていく。気合いを入れないと。これは下手したら命に関わる大きな仕事だ。両手を横に
2023年5月14日 17:19
この記事は、【極秘任務の裏側】を最後まで読んでくださった方のみ、お読みください。なんとなく綴ってみた、「あとがき的なやつ」です。今まで小説を書く時は、プロットをしっかり作り込んで、構成をがっつり組んでから書き始めていたのですが、今回は新しい試みで、「冒頭のシーンを適当に書いて、それを膨らませていく」方法を取ってみました。最初の目的は「とりあえずウェブ小説を書いてみる」というものでした。とに