毎朝ドリップ #030 2024.05.24 と、岡山旅行の話

コーヒーの話

豆：旅館オリジナルブレンド(後述する)×25g
湯温：85°C
湯量：500ml
ドリッパー：Kalita 102-D

後述するけど1泊2日で岡山に旅行していて、滞在した旅館がオリジナルブレンドのコーヒーを、豆のまま販売しているのを見かけて、「買うしか」と思い前のめりで購入してお土産として持ち帰ったものを
、今朝早速飲んだ。

焙煎日が5/1って書いてあるので、結構ギリギリ。しばらくはこの豆ばっかり飲むことになりそう。
ブレンドの中身はこんな感じ。

このブレンドがそうなのか、低めの温度で淹れているからなのか分からないが、苦味がまろやかで甘みの強い、非常に美味しいコーヒー。
旅館でも同じものを提供していて、そこで飲んだ時はもう少し苦味が強く出て「ストロング！！！！」って感じの口当たりだったから、やっぱ温度で大きく変わるのかも。
明日は少し高めの温度で淹れてみようかな。

岡山旅行の話

岡山に親友が住んでいて、彼女と一緒に岡山の湯郷温泉に、旅行に行ってきた。

面白い出会い方をしたひとで、お互いが好きだったアパレルD2Cブランドの、新作発表&展示即売会で、試着室の空き待ち列で前後に並び合わせたことがきっかけで仲良くなった。

目が合った瞬間に「あ、この人とは気が合うな」って分かって、話してみたら案の定気が合って、それから6年来の友人である。

出会った時から住んでいる場所が離れており、物理的距離がずっと100km以上あるのに、そんなのまるで無いみたいに、仲が良い。
お互いに忙しくて半年とか1年とか連絡しないこともあったけど、そういうのもまるで無かったみたいに、久しぶりに会うとすぐ「このあいだの続きから再生」が出来る友人。

今回も、落ち合ってすぐ「このあいだの続きから」のテンションになり、「ちょっとごめんとりあえずトイレ行って良い？！」から始まった。

よくある「ひさしぶりー！！！！」とか「やーん！！！元気だったー！？」で盛り上がる5分、無し。
「わー！久しぶり元気やった？！ちょっとごめんとりあえずトイレ行って良い？！」

旅行中もお互いがお互いのペースで過ごし、風呂に入る奴が居れば部屋でYouTubeを観ている奴がいて、かと思えば「やっぱり入るわ」と後からお風呂に来たりもするし、先に戻って部屋でビール飲んでいる奴がいたり、お土産屋で買った漬物を袋から直でバリバリ齧っている奴がいたりもする。(2人で行っています、念のため)

彼女と居ると、「気を遣う」ことの本当の意味をしみじみと理解する。
別に、ペースやリズムを合わせて全員で集団行動することは「気遣い」ではなく、「各々がそれぞれのペースやリズムで過ごしながら、お互いが心地よい空間であるために努力する」ことが、「気遣い」なのだと。

それが出来るから、あなたとは同じ部屋で眠れるのよ、と、本人に言ったり言わなかったり。
彼女も同じように思っているから、この関係はフェアであり、私たちはイコールで居られる。

同じ日に泊まっていた客の中に、私たちより年長の、女3人や4人のグループがちらほら居て、「あんな風に、歳をとっても時々旅行しよう、同じ日に居合わせた年下の女たちに『歳をとってもあんな風に仲良しでいようね』って、コソコソ言われよう」って、約束した。

でもこれは約束というよりも、必ず来るそういう未来を、2人で言葉にして確かめた感じ。
これからも、600kmの物理的距離を無いものにしながら、彼女とはこの温度感でずっと居たいなと、そういう風に思いました。

生きることって辛くて苦しいが、「どんな友人ですか？」と問われて、真顔で「ソウルメイトです」って答えられる友人がいたりするので、これからも人生は続くのである。

おわり。