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グラフィックデザイナーEimiが和ビジュアルに隠した意図|ポスター

みなさん、こんにちわ。HAZE和蝋燭ヘイズわろうそくサブスク担当のさくらこです。HAZEのグラフィックデザイナーEimiが手がけるサブスクの告知ポスターが遂に完成いたしました!

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「春夏秋冬、季節が巡るようにHAZE和蝋燭が手元に届く」ことが伝わる、四季折々のビジュアルが盛り込まれています。

この記事では、グラフィックデザイナーEimiが和ビジュアルに隠した意図を深掘り!完成までの道のりを紹介します。「意図を伝える」デザイン、クライアントの意向をプロの目線で整理整頓するといったグラフィックデザイナーの仕事の流儀をお聞きしてます!

和×現代テイストとポスターデザインの基本のき

—— 今回のポスターで心がけたことはどんなところでしょうか?

「和蝋燭や伝統工芸を応援したい!と思っている人たちに届いて欲しいと思ってます。なのでポスターデザインとしても、和蝋燭・日本文化・和がサブスクという最新の楽しみ方と融合した「和×現代テイスト」への落とし込み…伝え方を意識しました。」

—— 確かに「和蝋燭サブスク」という言葉のインパクトに負けない、ストーリー性のあるデザインですよね。

「ありがとう。やはりポスターなので、キャッチコピー(和蝋燭サブスク)とデザインの全体バランスが整った1枚の絵として魅せることが大切です。しかしながら、限られたその中で春夏秋冬の流れが感じられるように、季節ごとのモチーフを選びました。」

—— 飾りたくなる素敵な1枚ですよ!そしてこのポスターを見たら、和蝋燭サブスクで毎日でも惜しみなく灯してみたいなと思って欲しい(笑)

「そうだよね。だけど、日常的に和蝋燭を灯すってハードルが高い人もいると思うんです。なのでこのポスターでは、分かりやすく日本の春夏秋冬のイベントに合わせて和蝋燭を灯すことができるとビジュアルメッセージを込めています。」

—— というと?

「例えば、[ブ]の字。ブは、仏具の「ブ」 春夏秋冬の夏のお盆をイメージしています。和蝋燭とも縁深い先祖供養の盆提灯をキービジュアルとしt

—— ちょっとまって!キービジュアル、その話は後のお楽しみでいいですか?

「はい、分かりました(笑)」

真逆の要素で、売上に反映されるデザインを目指す

—— ありがとうございます。今回依頼させてもらって、改めてEimiさんの読み取る力に感心しました。想像を超える次元で要望が汲み取られてました。

「自分なりにクライアントの意向を汲み取るんだけど…グラフィックデザイナーとしてプロの視点を持ち合わせながら、相手の想いを尊重することが大切ですね。」

—— HAZEのデザインにおいても気をつけていることがありますか?

「あります。HAZEのコアな部分をビジュアル化させることが私の役割です。ブランドとしての方向性を、デザインを通して整理の協力をさせていただければな…と思っています。」

—— 整理の協力か、確かにそうですね。パッケージデザインも綺麗になったと言われるし、Eimiさんの描く浮世絵が好きだと言うお客様もいます!

「本当に嬉しいです。伝統工芸だからデザインも〇〇で無いといけないと言うことではなくて、デザインを通して世界観を伝えることで売上に反映すると思ってます。伝統的な和菓子屋の鶴屋吉信さんは、老舗「鶴屋吉信」とは別に、匠の技から新感覚の和菓子を生み出す「IRODORI」という新ブランドがあります。虎ノ門ヒルズにできた新店舗も、木目調でシックなつくりの「鶴屋吉信」と、ホワイトをベースとした爽やかな「IRODORI」 の二つが融合していますが、真逆の客層にヒットすることで届く範囲が広がっていると思いました。」

—— 今回のポスターもまさに「和と現代」という真逆の要素がバランスよく盛り込まれていますよね?これも、客層の広がりにつながっていると思いました。

「そうですね。やはり年齢によってデザインから受ける印象が変わるんですが、日本文化の美的センスは共通している部分があると思います。パッと見の印象で和蝋燭をスルーしていた層に、デザインでとっかかりが出来れば嬉しいです。和のデザインに安心感を覚える年齢層と、ポップなデザインに安心感を覚える年齢層、それぞれ真逆の層にマッチすることで、HAZE和蝋燭が浸透して売上に反映することが私の目標です。」

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Eimiデザインの干支マッチ 2018年から浮世絵テイスト

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キービジュアルの意図深掘り:実はWミーニング「サブスク」は〇〇だった

—— さて、いよいよキービジュアルについて裏話をいただきたいと思います!

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