「国語」はアイデンティティの教育。
おはようございます。
ハザクラです。
今日は、ちょっと「国語を学ぶ理由」について僕なりの持論を話そうかなと思います。
「なぜ国語を学ぶのか。」
この問いは昔から多くの人に語られてきました。
皆さんはどんな答えを持っていますか?
なかなかハッキリ答えられない方も多いと思います。
普通に考えれば、
「読解力を向上させるため」
「日本語を学ぶため」
とかが思いつきますよね。
でも僕は、そのレベルの答えでは、まだ浅いと思うんです。
まぁ、タイトルにある通りなんですけど、国語は「日本人としてのアイデンティティを育むために必要な教育」なんです。
あ、ちなみに僕は「アイデンティティー」ではなく「アイデンティティ」派です(笑)
アイデンティティとは
まぁ、説明する必要も無いと思いますが。
「アイデンティティ」とは、「日本人らしさ」ですかね?
「俺は日本人だ!」っていう意識が、アイデンティティです。
ところで。
「アイデンティティなんて本当に必要なの?」と思っているあなた!
じつはかなり大切なんですよ。記事のなかで解説しときます。
なぜ国語が「アイデンティティ」に繋がるの?
あなたの専らの疑問はこれでしょう。
なんで、国語がアイデンティティを育てることができるのか。
それは、国語が言語を教える科目だから。
言語って、じつはアイデンティティに大きく影響してくるんですよ。
フランス革命の話をしましょう。
当時のヨーロッパでは、フランスの統治(勢力拡大)が進められていました。
そんな中、フランス語を話す人々は、「自分たちはフランス人だ!」という意識を持っていた。だから、フランスの統治を受け入れました。
しかし、フランス語を話さない少数民族は、「自分たちはフランス人だ!」と思っていなかったんです。だから、フランスの統治を拒みました。
勘のいい方は分かったかもしれませんが、このように、「使っている言語」っていうのがその人のアイデンティティになるんですよ。
フランス語を話す人は、「俺はフランス人だ!」と自覚しますよね。
日本語を話しているから、「私は日本人だ!」と自覚できるわけです。
日本のような島国だと考えにくいですが、ヨーロッパに行くと、この「俺は○○人だ!」っていう意識は、国をまとめる中で必要不可欠なんです。
例えば、東フランスの人たちが「俺たちイタリア人じゃね?」とか言い始めたら、あっという間にイタリアに占領されちゃいますからね。
つまり、日本にいると理解しずらいですが、国を守るうえで「アイデンティティ」、「俺は○○人だ!」という意識はめちゃくちゃ重要なんです。
日本でも。北海道がロシア語だったら、あっという間にロシアに持ってかれそうですよね。
沖縄で昔から英語が使われていたら、まだアメリカの占領下だったかもしれません。
だからこそ、日本では「国語」で日本語を勉強させます。
その本当の目的は、国民全員に同じ言語を使わせるため。日本語を使わせることができれば、国民全員に「日本国民としてのアイデンティティ」を持たせることができますよね。
日本にも、かなり強めの方言を話す地域がありますよね。
国語が無ければ、その方言はやがて、「独立した新しい言語」にまで成長してしまいます。
こうして、新しいアイデンティティが生まれる。もしかしたらその地域は、「日本から独立したい!」って言いだすかもしれません。
だから、国語を学ぶことで「日本人としてのアイデンティティ」を染み込ませる。こうして、日本は、日本国を守っているんです。
ゆる~くまとめ。
たらたら話してきましたが、簡潔にまとめます。
・国語を学ぶことで、日本人全員が日本語を話すようになる。
・日本語を話せば、日本人としてのアイデンティティ(俺は日本人だ!という意識)が生まれる。
・そうすると、日本はより強固にまとまり、滅びにくくなる。
先ほども例に出しましたが、フランス革命の頃。陸続きのヨーロッパでは、アイデンティティの違いが大きな抗争に発達していきました。
その反省を込めて、今の学校教育では、アイデンティティを植え付けているんです。
国語を学ぶ意味。
もちろん、純粋に「言語を学ぶ」という側面もあると思いますが、「アイデンティティを育てる」という一面があることも、知っておくとよいでしょう。
というわけで、今日はこの辺で。
最後までありがとうございました!
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