どこか雑多な僕の本棚
僕の本棚はどこか雑多だ。
10月のハッシュタグ企画が#私の本棚ということなので、やってみる。
ある一画は心理系の本や発達障害の本が占めている。心理系の本は少しでも自分のことを良く見てほしいというのと、相手をコントロールしたいという欲求の表れだ。
発達障害の本は僕がそれを疑い始めた辺りから読むようになった。発達障害だと分かった今、それらの本で読んで得た知識が活きている。
この一角は小説などが多い。僕は吉田修一という作家が好きだ。彼の書く日常は何でもないように見えて、どこか色づいている。そして、作品の幅が驚くほどに広い。読んでいて飽きない作家だ。
最近は漫画にも手を出している。
クズの本懐は、とにかく人間の本質がむき出しな気がした。話はかなりドロドロしているが、登場人物のモノローグの描き方が上手くて文学的だと感じた。
僕らはみんな河合荘は、登場人物が愛おしい。本に没頭しすぎて友達いなかったり、付き合う男全員がダメ人間だったり一見残念な人たちだが、それでも楽しそうだ。そこが良い。
そして、最近ハマった恋と嘘。ラブコメなんだけど、どこかミステリー。色々な伏線が気になる。高校生の甘酸っぱい恋愛とSFをリンクさせて唯一無二の世界観を作り上げている。揺れ動く心理描写も見事だ。
僕の本棚は雑多だ。でもそれで良い。多くの情報や世界に触れることが出来るから。