人事_採用担当者

なぜ企業は人を採用するのか?採用戦略策定の「3つのプロセス」とは


なぜ企業は人を採用するのでしょう?

この問いを考えたことがありますでしょうか。
もちろん答えは1つではありません。

ここではこう定義します。

売り上げ、利益を上げて事業成長させる為

会社を成長させる為には事業だけ成長すればいいのもではありません。

そこに至るまでにはやはり『人材』が少なからず必要になってきます。

会社経営=事業×組織

これらを人事/採用担当者が理解していないと、いつまでたっても事業成長どころか組織成長は見込めないでしょう。


こんにちは。

わたくし「佐藤勇斗」と申します。
気軽に「さとはや」と読んで頂ければ幸いです。

現在、HeaR株式会社で採用ピッチ資料作成を軸に採用マーケティング支援・同領域サービス開発をしています。

どんなことしてる会社なの?って思われた方はこちらをご覧ください。


はじめに


人事/採用担当者はどんな求職者を採用すればいいのか?

ペルソナ設定」やどんな「採用手法」が効果的なのかを先に考えがちです。

先ほどもお伝えしましたが、会社が人を採用する理由は

売り上げ、利益を上げて事業成長させる為

です。

その成長にはもちろん「組織」の力が必要になります。

しかし、組織を伸ばす為にはまず、自社の事業特性(勝ち筋)の把握・整理が必須になってきます。

つまり理解すべき順序は

事業⇨組織

です。

でも何から理解・把握すればいいのかわからない方も多いと思います。

安心してください。

次の章から具体的にみていきましょう。

事業特性(勝ち筋)の把握・整理


どのように自社の事業特性(勝ち筋)を把握をすればいいのか。

リーンキャンバスを活用しましょう

リーンキャンバスとはひとことでいうと、ビジネスモデルを一枚の図にしたものです。

カスタマイズしたものがこちらになります。

画像1

順を追って見ていきましょう。


1. 顧客セグメント:どんな人がターゲットなのか
2. 課題:ターゲットが感じている解決すべき上位3つの課題
3. 価値提案:どうなれば独自の価値を感じてもらえるか
4. 解決策:どうやってその課題を解決するのか
5. チャネル:どうやってターゲットにアプローチするのか
6. 収入の流れ:どのように収益化されるのか
7. コスト構造:コスト(顧客獲得コストや流通、ホスティングにかかるコスト、人件費など)
8. 主要指標:どの数値があがれば成功と言えるのか
9. 圧倒的な優位性:他者に真似されない優位性とは何か

より具体的にイメージするために、この質問をされた時のことを考えてみてください。


1. 顧客セグメント
・御社のターゲットについて教えてください
・現在特に注力しているターゲットはございますか?
2. 課題
・ユーザー(クライアント)の課題について教えてください
・特に御社が重要視しているユーザーの課題について教えてください
・これらの課題に対して御社サービスを使わないユーザーは、どのような代替手段を活用しているんですか?
3. 価値提案・解決策
・課題に対する解決策(ソリューション)を教えてください
4. チャネル
・ユーザー(クライアント)獲得の主なチャネルを教えてください
・特に重要なチャネルを教えてください
5. 収入の流れ
・マネタイズについて教えてください
・(可能であれば)顧客単価を教えてください
6. コスト構造
・主なコストの内訳について教えてください
7. 主要指標
・社(もしくはチームごと)で追っているKPIを教えてください
・(複数あった場合)特に重要な指標を教えてください
8. 圧倒的な優位性
・御社事業強みや勝ち筋を教えてください

前提として、上記の事業特性の把握は人事/採用担当者は当たり前のように理解していなければなりません。

そして次に

『事業⇨組織』理解について

事業を伸ばせる人材要件を職種別に整理


ここからが実際に自社の事業を伸ばす為の人材を整理していきます。

【アウトプットイメージ】
スプレッドシートなどで管理するといいかもしれません。
※下記はHeaR inc.の例(一部モザイクあり)

画像2

人材要件を一言で表すと
・事業を伸ばせる(勝ち筋を実行できる)人材を一言で表しましょう

判断時
・プロフィール:応募のタイミングで判断できるもの
・面接時:直接話を聞いて判断するもの

項目
・人材要件を判断できる項目を記載しましょう
【以下、一例(HeaR・CS職の場合)】
・配属部署
・年齢
・性別
・お住まい・勤務地
・入社時期
・所属企業
・業務経験
・転職動機
・直近の青春経験
・応募動機
・情報感度
・PCスキル
・労働時間
・仕組みづくり経験
・120%達成経験

ベスト・ベター・ノーマル人材の整理
・上記項目においての松竹梅(グラデーション)をつけましょう
※上記写真参照

ここまできてはじめて実践的な戦略を立てていきます。

採用戦略・戦術を立案


現在の採用手法におけるキーワードは前回語らせて頂きました。

・オープン
・適材適所
・透明性
・口コミ
・中の声
・SNS
・誠実
・対等

まずは事業/組織を理解した上で、改めて自社の「会社説明資料」の改善をこの機会にしてみてはいかがでしょうか。

採用ピッチ資料』はその第一歩になります。

作成方法やワークショップの進行方法なども、包み隠さずオープンに無料公開しています。


まとめ

いかがだったでしょうか。

最近

・人事に配属されて何からしたらいいかわからない。
・やること多すぎてリソースが割けない
・採用担当私しかいない

このようなお悩みを持つ担当者からのお声をよく聞くようになりました。

こんな時にこそ、原点に帰ってみてください。

新しい気づきが得られるかもしれません。

こちらも面白かったので、ぜひご参考にしてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

HeaR inc.
佐藤勇斗(さとはや)
sato_hayato@hear.co.jp


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