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今後よりサイバーセキュリティの需要が高まるわけ

ボストンで行われるサイバーセキュリティイベントとは

引用:TechCrunch

2月27日にボストンで、サイバーセキュリティに関するイベントが開催されます。このイベントではボストンとそのサイバーセキュリティのエコシステムに焦点をあてたトピックについて話し合われる予定で、Oort社の創業者兼CEOであるMatt Caulfield氏と、その投資家である.406 VenturesのGreg Dracon氏が対談を行う予定です。

Oortとはボストンを拠点とする、IOT化された家庭用デバイスを保護するためのソリューションを提供する、スタートアップで、センサーを使用してデバイスの状態を監視し、異常があった場合はユーザーに警告を送信することができるサービスを提供しています。

このイベントでは、ボストンがサイバーセキュリティ分野の新興企業にとって重要な拠点である理由や、Matt氏を支援する地元の会社やリソースやプログラムなどについて話し合われる予定です。また、MassChallengeのCEOとBoston Dynamicsの創業者とのディスカッションや、ボストン地域のスタートアップ企業3社によるピッチオフも予定しています。

なぜサイバーセキュリティが注目されているのか

このイベントの本題である、「なぜサイバーセキュリティが注目されているのか」について僕なりの見解を述べようと思います。

インターネットの技術が進歩し、私たちの生活の多くの側面がインターネットを通じて相互接続されるようになるにつれ、ハッキングやトラブルを防ぐための方法が必要となってきて、よりサイバーセキュリティの需要が増しています。

また、COVID-19の大流行により、デジタル変革が加速し、安全なオンライン通信や取引の必要性がより高まっています。実際日本でも今まではリモートワークや在宅ワークなどが一般的ではなかったものの、このコロナのパンデミックによりより多くの人がオンライン上で仕事をするようになりました。

その結果、サイバーセキュリティ市場は急速に成長しており、2027年には3000億ドルを超えると予測されています。ボストンには、Rapid7、Cybereason、Carbon Blackなどの大手サイバーセキュリティ企業が拠点を置いており、サイバーセキュリティの革新に長い歴史を有しています。

ボストンには、MIT やハーバードといった一流大学があり、サイバーセキュリティ分野の優秀な研究者や学生を惹きつけています。さらに、ボストンには、MassChallenge などの組織や、.406 Ventures などのベンチャーキャピタルが、サイバーセキュリティ関連の新興企業にリソースや資金を提供するなど、新興企業のエコシステムを支援する体制が整っているため、絶好の場所だといえるでしょう。

今後さまざまな分野でサイバーセキュリティが必要とされる

サイバーセキュリティは、単なる家電のトラブルを解決するためではなく、今後は自動運転技術の向上に必要不可欠となると言われています。

自動運転技術が進化するにつれ、車両に搭載されるコンピューターやセンサーの数が増え、それらがインターネットに接続されることで、自動運転車両はサイバー攻撃の標的になり得ます。

もしサイバー攻撃が成功すれば、自動運転車両は操作不能になり、または誤った動作を起こすことがあります。その結果、交通事故やさまざまなトラブルを引き起こす危険性があります。

さらに、自動運転車両は複数のセンサーから収集されたデータをもとに動作するため、これらのデータが改ざんされた場合、車両の動作に誤りが生じる可能性があります。例えば、自動運転車両が周囲の環境を誤って解釈し、誤った判断を下すことがあります。

また、自動運転車両には、複数のセキュリティ層を実装することが必要です。これには、車両自体のセキュリティ、通信セキュリティ、外部のサイバー攻撃に対する防御などが含まれます。

そのため今後よりサイバーセキュリティの技術の需要が高まるため、世界各地でサイバーセキュリティのスタートアップがより増えてくるであろうと言われています。


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