ポーランドの思い出
ポーランドは、お気に入りの国の一つです。シェンゲン内では、一番滞在が長い国です。
西ヨーロッパより安いけど、南東ヨーロッパより近代的で、景観もよいので、多くのデジタルノマドが滞在していました。
この記事では、海外ノマドしてた時のポーランドの思い出を語ります。
ワルシャワ (Warsaw)
ワルシャワの旧市街と呼ばれている場所は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツによってほぼ完全に破壊されました。戦前の975棟の家々のうち、782棟が完全に倒壊し、141棟は部分的にしか残らず、全体の85％が瓦礫となりました。
戦後、ワルシャワ市民たちは、18世紀の画家の風景画や戦前から建築学校に残されていた建物の精密なスケッチを手がかりに、レンガのひび割れ一つに至るまで丹念な修復を行いました。
だから、ワルシャワが好きじゃないポーランド人もいます。「ポーランドでおすすめの街は？」と聞くと、「ワルシャワは偽物。クラクフのほうがおすすめ」という人もいます。個人的には、建物が新しいのは、第x次大戦でxxx軍に抗戦したために徹底的に破壊されたことが原因なので、むしろ誇りに思うべきだと思いますが。
ワルシャワは川を挟んで西と東で雰囲気が違う
ワルシャワは、西と東で雰囲気がぜんぜん違います。主な観光資源や、ショッピングモールなどは西側にあります。東は住宅と工業地帯です。西のほうが明らかに舗装が進んでいます。現地の人には、東の Praga という地域は治安が悪いという人もいます。
私は、東側に行きましたし、泊まりもしましたが、言うほど治安は悪くないです。東にもネオン博物館という面白い場所はあるので、ワルシャワに行く際は東側も行ってみるといいでしょう。
ワルシャワの見どころ
ワルシャワはきれいな街だし、公園はきれいだし、住むにはいいと思うけど、特徴的な観光資源はありません。軍事系の博物館とか、小さい宮殿と巨大な庭園とか、旧市街はありますが、どちらかというワルシャワはドイツやイギリスのパリピがパーティーしにくる場所です。
クラクフ
ワルシャワと違って、クラクフには戦争前に建てられた古い建物がたくさん残っています。ワルシャワの建物はほとんどコンクリートですが、クラクフの旧市街にある建物は、レンガ、石、木です。
町中の自然の豊かで、秋ごろに行くと、赤・茶・黄色、色とりどりの枯葉があります。日本と違って乾燥しているので、枯葉を踏むと、パリッという音がします。
おしゃれで安いカフェもたくさんあるし、レストランも安いしおすすめです。ちなみに、クラクフ滞在中にマイナビから取材を受けました。
Gdansk、Gdyna、Sopot
Gdansk、Gdyna、Sopot は、北端沿岸の三都市です。ビーチもあります。私は秋ごろにいったので、ビーチは閑散としていましたが、夏にはポーランド中からバケーションに人が集まるそうです。
Gdansk はきれいな街ですが、正直に言うとこれといった特徴はありません。琥珀のお土産はたくさんありますが、クラクフにもあります。琥珀は Gdansk の名産なのですが、クラクフはポーランド中のお土産があつまるので。
洞窟
Wroclaw
Wroclaw は、旧市街の中心にあるカラフルな建物で有名な街です。観光地としてよりも、ポーランド国内では大学都市として有名だそうです。
カウチサーフィン経由で私を泊めてくれた人も Wroclaw 大学の学生でした。極地建築家を専門とする建築学科の修士生で、難民キャンプなどで使える再生紙を利用した段ボールハウスなどの開発を学士の卒業研究で提出したそうです。キャンパス内には実際に彼女の建てた家があり、1年以上雨・風・雪に耐えたそうです。
私が出会った当時は、NASAによるビジネスコンテストに参加し、Wroclawの他の学生と一緒に火星建築を研究をしていました。法人ではなく部活のような団体に所属していました。団体には、建築学科の学生だけでなく、マーケティング、デザイン、宇宙物理学などの他の学科の学生や修士生も参加していました。「こういう人もいるんだー」「もっと早くに出会えてていたら、自分のキャリアは大きく変わっていたかもしれない」と感じる出会いでした。
Sanok
私は時間の都合でいかったのですが、シューレアリスムの有名な画家、ベクシンスキーの出身地です。ベクシンスキーは、ポーランド国内ではそこまで有名ではないようです。日本と同じで、そういうのが好きな人はしっているけど、そうでなければ聞いたこともないっていう感じの知名度です。
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