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複業社労士、2年目の振り返り

早いもので2020年9月の開業から2年が過ぎました。
忙しさが徐々に上がってきているのが感覚値としてあるのですが
2年目を振り返り、3年目の目標を決めていこうと思います。

まずは今までの振り返り

開業のきっかけ

開業当時の考えはこちらのnoteに書いてます。

当時は「そんな人事・労務に悩みがある企業に自分自身の知識と経験を提供することで、少しでも役に立ちたいなと思っています。」と書いていますが、実際は提供だけはなく、こちら側が新たに勉強させてもらうことも多いなと実感してます。

1年目の振り返り

昨年時点の振り返りでは、「開業してよかった」「時間管理できてきた」「お客様の声を聴いてみたい(でも怖い・・)」ということを書いてました。
なので、今回はお客様の声をアンケート形式で答えてもらうことにしました・・!

数値で2年目を振り返る

満足度調査結果

昨年の振り返りを元に、顧問先企業の皆様に対してNPSアンケートを実施しました。
設問内容は以下のとおりです。

  1. あなたは当事務所を他社の人事労務担当者にどの程度進めたいと思いますか?0~10点で点数をつけてください。

  2. 上記点数の理由をお聞かせください

点数結果はコチラです。

あなたは林戦略社会保険労務士事務所を他社の人事労務担当者にどれぐらい勧めますか?

0点~6点評価は0名。10点満点が約半数という結果でした。(NPSスコアでいえば53点ですね)
上記結果は社交辞令が十二分に入っているとは理解しています。が、一定の評価頂けているようでホッとしました。(ありがとうございます・・!!)

コメントとしては以下のような内容でした。(一部抜粋)

・良い部分

結論が明確に出ないような壁打ちにもお時間をとっていただけたことが本当に助かりました。またMFでのシステムの設定に関しても相談できたことは、他の社労士先生だとなかなか難しい領域だと思いましたので大変助かりました。

リーズナブルな価格にもかかわらず、Slackや電子契約などを活用して非常にスムーズかつ柔軟に対応してくださり、感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。

Slackでコミュニケーションがスムーズ・レスポンスが早い・料金が安い(数倍でもお願いすると思います・分からないことも丁寧に教えてくれる

期日が短い中、給与計算等諸々ご確認ありがとうございます。助かっています!また就業規則や雇用契約書の記載内容についても細かくご提案いただき感謝しております。

・改善部分

給与計算や質問対応などいつもサポートくださり大変助かっております。特に不満等ございませんが、こちらが把握しきれていない要対応点があるのではないかと気になることやお話していくうちに出てくる疑問がたまにあるので、医者の診察のように定期的にプロアクティブに弊社にアドバイスいただく機会があると大変ありがたいです🙇

労務に詳しくない担当者であっても丁寧に分かりやすくご説明いただけ、かつ柔軟にご対応いただけることからベンチャー企業の方にはぜひおすすめしたいと思います。
10点にしなかった理由としては、まだ事務所の規模が大きくないため対応範囲や量が限られると考えており、大手企業や何から何まで任せたいなど、依頼側の状況によってはお勧めできない場合もあるかと思い8点にいたしました。

改善部分についてはリソース問題に尽きるなと思いました。

プロアクティブの部分は、互いのコミュニケーション量をどこまで担保するかに掛かってくると考えています。
労務案件は、1つの変更事項に対して影響事象が芋づる式にどんどん出てくるものだと認識しています。
なので影響可能性のある全事象を伝えようとすると、項目の数と説明の時間でお互い膨大な時間を消費してしまうんですよね。これはこちらも大変ですけど、事業を伸ばさなきゃいけない顧問先様の方がダメージ大きいかなと思ってます。
なので最初の条件分岐部分で方針を確認し、方針に沿って進めるスタイルを取ってました。ただその場合は途中で別論点生じた場合、実は前段階の方針を変更すればクリアできるケースもあって、そうなると顧問先様からすれば「はやくそれ言ってよ~」という気持ちにもなるなぁと思いました。

トータルサポートの部分は事業規模がそこまで大きくない(~50名未満)であれば対応できますがそれ以上の規模になると対応業務に線を引いていましたね。(ホントは対応したいけど・・)

こうやって見ると今後は、能力問題ではなくリソース問題がボトルネックになってきそうな兆しがあるなと感じました。
今までは事業会社でフルコミットしつつ、社労士事務所もフルコミットでやってきましたが、1人事務所運営の天井が見えてきた2年目だったとも言えますね。

顧問先企業の従業員規模割合

顧問先企業の従業員規模割合

10名未満の企業が半数超でした。スタートアップ・ベンチャー専門社労士として活動しているのでこの辺りは妥当な感じかなと思っています。
ただ中には契約当初は10名未満でしたが、採用スピードが速くあっという間に50名超になる企業も存在します。
50名以上の中には数百名規模の企業も複数存在しており、担当させていただくことで、オペレーションの回し方も改善されてきたかなと思っています。

顧問先企業の創業年数別割合

顧問先企業の創業年数別割合

続いて創業年数別割合です。5年未満が7割弱になっていることが特徴ですね。逆に10年以上の企業が4%と極端に少ないので、こちらも事務所の特色である「スタートアップ・ベンチャー専門社労士」に沿って活動できているのかなぁと思っています。

活動内容で2年目を振り返る

Start-upプランスタート

スタートアップ企業を労務面から支援する目的でスタートアッププランを作りました。

こちらのプランでは会社設立段階からサポートさせて頂いている顧問先様も複数あり、これからの成長が楽しみです。

登壇・執筆・インタビュー

セミナー登壇や記事執筆、インタビュー等の機会を頂けたのでチャレンジしてみました。アウトプットすると自身の頭も整理されるので引き続きチャンスがあれば挑戦したいと思います。

月刊総務で「副業人材を受け入れる際の労務管理ポイント」というテーマで記事を執筆しました。

こちらは資格の学校TACさんのインタビュー記事。顧問先の労務担当の方がこの記事を読んでいたそうでなんだか恥ずかしかったですw

セミナーだとfreee人事労務さんの第1回ユーザー会のライトニングトークをさせていただいたり、BECさんのセミナーでも登壇させていただきました。

臨時労働保険指導委員を経験しました

労働保険年度更新の臨時相談員として東京労働局で年度更新の相談対応を行いました。
普段だと経験することが殆どない有期事業の労働保険計算等、色々と勉強になりました。

事務所メンバーが増えました

待望の新メンバーが7月から入社してくれました。
上述したプロアクティブ&トータルサポートに対応するためには事務所側も成長しないとなと思い、採用を決断しました。
これから役割分担をしていき、より質の高いサポートができるようにしていきたいです。

3年目の目標

オペレーションの磨き込んで思考の時間を増やす

自動化・標準化の範囲拡大と精度向上を実施し、考える時間を作りたいなと思っています。顧問先企業にこの先待ち構えているであろう労務課題とかそれに対する打ち手を資料にまとめていきたいですね。

事務所メンバー増員の検討

7月に1名増員となったのでしばらくはオペレーション磨き込みと業務引継ぎである程度対応できるかなと考えています。
が、想定以上の問い合わせ数や規模が大きい企業からの問い合わせがあった場合は検討しようかと思います。興味ある方はTwitterDMください~

発信の機会を増やす

発信することで自身の考えが整理できるので、発信量を増やしていきたいと思います。(毎年言ってるかも・・)
Twitterをベースにしつつ、ある程度の量が必要なテーマはnoteで発信できればと思います。
ちなみにTwitterはこちらですので良ければフォローお願いします!

終わりに

3期目はメンバーも増え、新しいフェーズに入ったかなと考えています。
これからも挑戦することを恐れず、事務所全体として成長していきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!

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