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座れるってありがたい <Jリーグ金沢>

スポーツを愛する皆さん、こんにちは。
はやすぽです。

松井秀喜ベースボールミュージアムをじっくりと見学した日に前後して、金沢でJリーグ、ツエーゲン金沢の試合を見に行きました。
気がつけば、様々な地方で、プロスポーツチームがどのように地域に根付いているのか、地域で愛されているのかを見るのが、今の自分のスポ旅のテーマになっている感じです。

クラブのホームページで、金沢駅から会場までのシャトルバスのスケジュールを調べると、5本しかありませんでした。「まぁ、せっかくここまで来たなら」と思って一番早い時間のに乗ると、イベントスペースが開場する午前11時よりも少し前に着いてしまいました。スタジアムの外に2時間以上いる状況になったことで、また新たな発見がありました。


スタジアムのある石川県西部緑地公園は非常に広くて、スタジアムの周辺のスペースも余裕がありました。スタジアムと続く道は、噴水などの水の入った場所があって、その両サイドに道があります。グルメエリアが二か所もあり、一つは金沢ローカルのものがメインとなっているところ。焼き牡蠣、ハントンライス、治部煮などがスタジアム周辺で気軽に食べられるというのは、遠くから来た人にとっては嬉しい限りです。

左端が焼き牡蠣を売っているお店。開店直後です


もう一つは、キッチンカーフェスと称して、県外からも呼んだ店が出ていました。これら二つを合わせると選べるメニューがかなりあって、楽しくなります。

出店一覧表です

歩き回って、どんなお店が出ているのかを一通りチェックしたものの、昼食をとるにはまだ早い。スタジアムにの中で何かが始まるまでには、時間はたっぷりある。
どこで時間を過ごそうかと思うと、ここには座れる場所がたくさんあることに気づきました。

スタジアムへの道の両サイドにベンチがずらり

もともと公園に備え付けられているベンチ。噴水や建物の前にある石段。グルメエリアには仮設のベンチも置かれていました。そこに座って、ゆったり過ごしている人たちが、だんだん増えてきました。

グルメエリア内のベンチでゆったり過ごす

しばらくしてお腹も少し減ってきたので、金沢カレーのチャンピオンカレーを買った時も、ベンチに座れると食べやすい。「これは、快適だ」と思ってしまいました。座れる場所が豊富にあるというのは、スタジアムグルメを楽しめることと一対になっているのではないでしょうか。


これまで様々な地方を見てきた限りでは、JリーグやBリーグのチームがキッチンカーをいくつか用意しているのは、もはや当たり前です。どこも力を入れています。しかし、座れるベンチまで用意しているのは、そんなに多くありません。持参したレジャーシートを芝生の上やコンクリートの上に敷いて、そこで食べている人が多いです。もしくは、スタジアムの自分の席まで買った物を持って行っている人が多い。

以前、音楽フェスの運営をしている方に聞いた話を思い出しました。くつろげるスペースがどのくらいあるのかは、非常に重要だそうです。まず、座っていると食べやすいので、食べ物や飲み物がよく売れる。そして、居心地が良ければ、仲間との話も弾んで長く滞在してもらえる。そうすると、さらに買ってくれる。そして、ライブを見る肝心な時に体力を温存できる。

プロスポーツチームが、週末のレジャーのひとつとして、スポーツ観戦を選んでほしいと思っているのなら、こんなところにも気を配るのが大事なのかもしれません。

スタジアム前のスペースは賑わっていました

座ってグルメを楽しみ、場外ステージでのミニコンサートも見ました。そうこうしたら、2時間経っていました。キックオフ1時間前になって、スタジアムの中に入りました。ウォーミングアップ、選手紹介、熱心なサポーターの声。気持ちは、レジャーモードからスポーツモードに切り替わっていきました。

西部緑地公園の陸上競技場は、2万人を収容できるそうです。しかし、雨の予報が出ていた難しい状況ではあったものの、この日の観客は2317人。
座れる場所が一番多いスタンドに、もっと人が入ってくれれば…。

スタンドの座席の色が見えている

スポーツの魅力を見つける旅は続きます。


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