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レンタサイクルで行く~Bリーグ佐賀~

雲仙での試合を見た夜には、諫早まで戻って宿泊しました。

ホテルでは寝るだけで、朝ごはんを食べて、次の目的地である佐賀に向かいます。
今年開通した長崎新幹線にも20分足らずですが、乗ることができました。ホームで待っていると、写真を撮っている方が多く見られました。

佐賀のこの日の試合会場は、吉野ヶ里町文化体育館というところでした。
チームのサイトやグーグルマップを見るなどして、アクセスを調べたのですが、公共交通機関ではなかなか行きにくいところです。
一番近いJR駅からも、約4キロと歩くのはしんどい距離です。
「タクシーで行くしかないのかな」「荷物はどうしようかな」と、事前に十分な情報は持てないまま、吉野ヶ里公園駅に着いてしまいました。
駅前にタクシーが待っているのは、目に入りました。しかし、駅の北側に出てみると、レンタサイクルがあるのを発見しました。しかも、荷物も預かってもらえます。
このレンタサイクル、本来は遺跡のある公園まで行くために使われているようです。1日200円と格安です。夕方5時までに返さなければいけませんが、この日の試合時間からすると、間に合います。


相棒はこんな自転車

私も数々のスポーツ観戦をいろいろな国でしてきていますが、レンタサイクルで会場に行き来するのは、初めての体験でした。
でも、そういえば、地元に住んでいる方が自転車でスタジアムやアリーナに来るのを見たことは、何度もありました。スポーツ施設には、駐輪場もあるものです。

コンビニに行ったり、国道沿いの飲食店に行ったりするのにも、自転車があると、とても便利でした。なんと言っても、会場に行き来する道のりで、風を感じ、暖かい空気を感じ、雄大な自然の風景を感じられたことが、とても良かったです。


山並みがきれいです

二十分ほど脚を動かして会場に着くと、とても新しい施設でした。2024年に開催が予定されている国体(国民スポーツ大会に名称は変わるらしいです)に向けて、整備された施設だそうです。


吉野ヶ里町文化体育館
のぼりでお出迎え

プロスポーツイベントを開催する体育館としては、少々小さい感じです。しかし、それは逆に、間近で選手を見られるというメリットにもなります。
会場は普段と違っていても、光や音の演出はしっかりと行われていました。新たに建設された体育館はLEDを使っていることが多いので、暗転してもすぐ明るさが戻ります。


また、こうした地方巡業では、常連さんではない、初めて来るお客さんにもわかりやすく、演出や場内コミュニケーションが行なわれる印象があります。

Bリーグでは、試合前に多くのチームが応援練習を行います。
佐賀の応援のパターンは、攻守それぞれ二パターンで、とても覚えやすいものでした。手拍子を繰り返す、タオルを掲げて振る、入場時にはペンライトを振るなど、お客さんの参加を促すようなものが多かったです。そして、初めて見た人でも簡単にできる内容でした。


応援練習してます


チアの皆さんも踊りを見せるだけでなく、スタンドの手拍子を促したりと、お客さんを巻き込むような行動を多めに行っていたような感じがしました。

試合の最後、残り5分を切ったところで、オフィシャルタイムアウトがあります。その時にお客さんに対して、タオルを掲げ、音楽に合わせて横に振るパフォーマンスをするよう呼びかけました。スタンドに一体感が生まれて、ボルテージも上がっていく感じ。試合の終盤、一番大事なところで選手たちを後押しする感じがすごくするのは、「これ、いいね」と思いました。

試合にも勝って、最後はMVPをもらった選手が「佐賀、最高!」と叫んで、みんなが腕を突き上げる、そんな一体感で終わりました。


手を振ってお別れです

見つける旅は続きます。

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