2. 「前屈」をしてみる
じぶんの体の硬いところを感じてみる。背中、腰、太ももの裏側。硬いところに重点的に呼吸をおくる。頭を下げることで血圧が下がり、鎮静効果が得られ、落ち込んだときにこのポーズを2分以上続けると気力が充実してくるといわれる!レッツトライ!
まっすぐ立って深く呼吸をする
きょうも新鮮な空気がからだを巡る
巡る空気といっしょにじぶんのかだらに問いかける
わたしの足、きょうの調子はどうですか?
ひとつひとつ問いかける
ひと通りたずねたら
きょうも小さな新しいことをしてみる
前屈
腰をちょっと後ろに引きながら
せぼねはまっすぐに
上半身を前へ前へ倒していく
あたまが最後になるように
腕もあたまもだらんと下げて
ゆっくりと呼吸をする
不安定で不確実、そして複雑で曖昧ないま、何を拠り所にして生きていったらいいのか。刻々と変化する毎日にただただ身を任せていると、雪だるま式に不安が募っていってしまう。だから、まず外側に向いた意識をじぶんの内側に向け、しっかりと観察したい。凝り固まった思考のパターンを崩して違う回路をつくるには、からだに意識を向けてリラックスした「受動的集中」の状態で、いつもとは違った動きを取り入れるとよりいい。次第に違った視点でものごとをみることができるようになるだろう。
私の話で恐縮だが、私は大学を卒業して1年くらい経ってからリュック一つ背負ってアフリカに一人で旅立った。バックパッカーというやつだ。今から20年以上前の話である。きっかけは端折るが、ヌバという南スーダンの民に会いに出かけた旅だった。続く内戦のために残念ながらヌバには会えなかったが、半年程滞在したケニアで本当に素晴らしい経験をし帰路についた。(長い話になるが、いつか書きたい。)
それから随分経ってそのヌバの民の一人に偶然東京で出会った。私には旅の神様がついているようで、どこにいっても会う人会う人に助けられ、そして食べ物も分け与えてもらっていたから、どうにかして恩返しがしたいとずっと思っていた。当時、ヨガのティーチャーズトレーニングを終了したばかりで、ヨガだ!と思ったのだ。内戦の続く国の人々の心を癒したい、と。戦争の悲惨さがどのくらいかも分からず、日本人の入国も制限されているのにもかかわらず、そのおこがましい考えをそのヌバの民にした。そして、一掃された。「ヨガではお腹は満たされない」と。返す言葉はもちろんなかった。
今でもこれに対して返す言葉は、私にはない。でも、少しでも気持ちが楽になってほしいと思い、私がそうか!と気がついたことを、本当におこがましいと思いながらもここに記させていただいている。私の新しい挑戦の一つとして。
読んでいただき、ありがとうございます。
きょうもすてきな一日でありますように。愛を込めて。
※写真は40年以上もがんばってくれているわたしの足(恥ずかしいけれど初公開)。特に左足の外反母趾が目立つ。母指球に重心をおこうとしても力が入りづらく、左足だけで立つポーズはバランスが崩れフラフラとすることが多かった。外反母趾だからとそのせいにして諦めかけていたが、なんのことはない、膝が緩んでいただけだった。問題は別のところにあって、あっけなく解決した。(やったぁ!)
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