大日本主義が平和主義であることは、ここまでの説明で明らかになったと思います。そうであれば、すべての日本人が平和主義に立たねばなりません。
神様のお言葉であるご神勅や、三種の神器に込められた誠・慈愛・正義の精神を大切にすることは、天皇陛下お一人の責務(責任のある任務)ではありません。私たち国民すべてが、それぞれ与えられた役割によって、その実行者、平和の建設者とならねばならないのです。
とても多い神々のことを、八百万(やおよろず)の神々といいます。
八百万の神々は、神代の昔にだけ存在したわけではありません。私たちは、今日(こんにち)の八百万の神々そのものであり、天照大御神の分神(ぶんしん)でもあります。
神代(かみよ)の昔、八百万の神々が天照大御神のご方針を助けました。それと同じ精神で、国民全体が神意(大御神のご意志)を受け止め、一致協力しましょう。皇室を中心に物事に取り組み、世の中に対応しようではありませんか。
もしも日本人でありながら大日本主義者でなく、平和の建設者でないならば、もはや日本人ではなく、日本精神の消滅(しょうめつ)した非日本人となります。理由は、闘争(闘って争うこと)や破壊に生きる者だからです。
闘争には必ず勝敗があります。敗れるのは不幸なことですが、勝っても永遠の幸福は得られません。ところが最近は、闘争こそ幸福を得る手段だと考える者が少なくありません。闘争思想は近年の世界的思潮(しちょう、思想の潮流)となってきましたが、それは明らかな誤りです。
昭和2年に出版された著書ながら、今読んでも新しく、胸に突き刺さる指摘ばかりです。新しいがゆえに、我が国の抱える病巣や問題の根が深いことが良くわかります。戦前の日本が良くわかる本『大國民讀本』
「林英臣の元氣メール(メルマガ)」で、こども向けに優しく噛み砕いて連載していた内容を、〜『大國民讀本』を読む〜として刊行しています。
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