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フリーランス4年目、リブランディングします

こんにちは、林春花です。
フリーランスも4年目に突入しました。

3年目、私にとって大きな変化がありました。妊娠です。

そして4年目の今、出産を間近に控えています。今後は、仕事量を抑えつつ、子育てと両立した働き方を模索していきます。つまり、今までとは違う私に変化する必要があるのです。

ということで、思い切って、リブランディングしました!!!

リブランディングといっても、法人化しているわけではないので、屋号を変えて、ロゴをつくったという小さな変化です。

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いや、なんでやねんって感じですよね。脈絡がなさすぎる。仕事量を抑えるのにブランディングって。しかも、わざわざデザイナーさんに依頼してロゴまでつくったというね。

よく「形から入るな!小さく始めろ!」と言われますが、バリバリ形から入る決断をしてしまいました。
本当に大丈夫?と自分でも思いますが、後悔はありません。

というわけで今回は、フリーランスがリブランディングした理由、そして新しい私のブランドを発表させていただきます!

雇われ気質のフリーランス3年間

まずは前提として、私の仕事について説明させてください。

職業はインタビューライターで、主に企業広報の支援をしています。主な契約の形は、それぞれの企業と業務委託契約を結び、記事1本ごとに料金をいただく形式。どの会社も契約の時点で「月2本」などの目安を設定していますが、前後することもあるため、納品した分を請求するのが一般的です。

成果物で報酬をいただく形のため、時間や場所に関しての自由度は高いです。休みについても、案件を断ればいいだけなので、簡単に調整できます。

一方で、仕事の依頼をいただくタイミングは1か月以上前から当日までさまざま。暇で仕事を探しているときもあれば、土日に稼働せざるを得ないときもあります。一番の難点は、収入の予測がつきにくいこと。ある月の月商が、とある月の倍以上なんてことが当たり前に起こります。

フリーランスあるあるといえば、その通り。収入の見通しがつかない代わりに得られているものもたくさんあります。私自身、妊娠前はこの働き方で満足していました。


でも産後の働き方を考えると、このままでは厳しいと思いました。

私の中心は、子どもになる。子どもに何かあれば、子どもの対応をしなければなりません。では今の働き方にその自由があるかと考えると、否でした。

今までの働き方は、自分でコントロールしているように見えて、実は主導権はクライアントにあります。自由度の効く自分だったからこそ、クライアントの要求に柔軟に応えられただけ。自分の自由度が低ければ、単純に仕事の機会が減ってしまうのです。

だからといって、「フリーランスなんだし、産後もなんとかやっていけるでしょ」と思うかもしれません。

一番の問題は、私が病的に、責任感が強いことです。

長所ではある一方で、責任感ゆえに、「もし子どもが熱を出したら」と考えると、気軽にインタビューの予定を入れられません。実際、妊娠期も体力的にはもっと働けるけれど、万が一を加味して仕事を抑えました。

別にお客様から嫌な対応をされたわけではありません。むしろ、お客様全員がつわりで苦しい私に温かく対応してくれました。でも、その優しさが逆に辛くて。「もしかしたら迷惑をかけるかもしれない」と思いながら仕事を受けるのは、自分にとって大きなストレスになるのだと痛感しました。これからも精神的にストレスな働き方はしたくありません。

でも、私は働き続けたい。これからも書くことで、社会の役に立ちたい。そんな思いもあります。

では、どうしたらいいか。

そう、主導権を私が握るのです

業務の委託から、ビジネスを作る起業家へ


これまで、仕事の依頼を受けて納品するスタンスでした。与えられた仕事に対して、100%以上の価値を返せたらと考えていました。

今後は、企画を提案して、自ら仕事の予定を立てる。受け身だった委託者から、能動的にお客様と関わる、伴走者へ変わりたいと考えています。

仕事についても、私が仕事を選ぶ立場に変わります。今までのように、低単価の案件を無理に受けることはしません。私の価値をしっかり評価していただける人に、価値を提供します。

そう、私は、ビジネスを作る起業家となるのです。

契約の仕方自体は変わらないかもしれません。けれど、雇われのマインドから、自分が仕事を選ぶマインドに変われば。いまある不安から、一歩進んだ私になれると思うのです。

ビジネスの内容としても、企業のインタビューコンテンツ以外にも拡充していきたいと考えています。企業案件のインタビューは、多くの人を巻き込んで時間調整をする分、労力が大きく、子育て中にはハードルが高いというデメリットがあります。だから編集や企画のスキルを活かしたビジネスにも挑戦していきます。かつ、私一人ではなく、ギルドをつくって活動することで、不測の事態にも対応できる体制を築く予定です。

※ギルド体制について記したnoteはこちら。


私の軸が必要だ

とはいえ、あえてブランド名をつくる意味はないし、ロゴも作る気はありませんでした。

そんな私が変わったきっかけは、Canvaを触りながら企画書めいたものを考えていたとき。テンプレがどれもしっくりこないんです。しばらく触っているうちに、ああ、私には軸がないんだ、そう気づきました。

やりたいことはある程度言語化できています。でも、それらは点でしかなくて、まとまりがありません。「フリーランスの林春花」自体が、ぼやけているような、そんな印象を受けました。

自分でビジネスをつくっていくフェーズにおいて、セルフブランディングができていないのは致命的。今すぐ取り組む必要があると感じました。

もちろん、セルフブランディング=ロゴではありません。いろんなやり方があるでしょう。ただ、明確に見える軸を作る方が、今後to Bやto Cなど各方面にサービスを展開するにあたり、ブレない私でいられると思ったのです。

正直、収益化ができていない段階でデザイナーさんに依頼するのも…という悩みもありました。でも形がある方が絶対にモチベーションが上がります。いい意味で使命感になり、がんばれると思い、思い切ってデザイナーさんに依頼。そして完成しました!

いよいよ、新しい屋号とロゴの発表です!

最高すぎるロゴができました



めっちゃよくないですか!!!!!

屋号の「ヒキダス」は、私が提供するサービスそのものであり、軸であるライティングにかける想いを言葉にしました。

単なる一問一答であれば、インタビューも編集もいりません。質問を用意して、それに答えたものを、そのままコンテンツにすればいい。ChatGPTなどの力を借りれば、簡単に、それなりの記事が出来上がるはずです。ライターなんて、いらないんです。

では、ライターが介在する価値とはなにか。それは、引き出す力だと思うのです。

人は鏡で自分の姿を見ることができても、本当の自分をみることはできません。同様に、自分ひとりで自分を理解するなんて不可能なんです。

だからこそ、他者であるライターを介在させる。ライターが本人は見えていないコアな価値を引き出すことで、本人だけでは引き出せなかった付加価値が生まれます。

わたしは、そんな本人さえも気づいていない価値を大切に大切に引き出し、その魅力を磨き上げ、多くの人に伝える仕事がしたい。その想いを特徴的に伝えるワードとして、「ヒキダス」を選びました。


ちなみに、ロゴはほぼすべてデザイナーのさおりさんのアイデア。私の思いをそのまま表現してくれました。ダイヤのコンセプト、素敵すぎません?カラーも私が込めたい想いにこだわってくれました。


リブランディングをしてみて

もうね、満足という言葉しかありません。めちゃくちゃテンション上がる!出産間近なのに、動きたくてたまらない!!!!!!!


もちろん、せっかくのロゴが形だけになってしまったら元も子もないので。
このブランドに恥じないような、ビジネスパーソンになってみせます。

がんばるぞ~~~~~!!



そして、ロゴ制作を担当してくださった、デザイナーのさおりさん。本当に、本当に、お世話になりました!さおりさんとのロゴ制作、楽しすぎたし、いちクリエイターとして刺激を受けました!言葉からデザインに落とし込む力、尊敬しかありません。

屋号考案とロゴ制作に至るまでのストーリーはまたnoteにレポします!!!



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