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3年目フリーランスが妊婦になったら想像以上の苦悩が待ち受けていた件

子どもが欲しい。
そう思っていたし、計画的に妊活をした。
でも実際に妊娠してみると、想定外のことばかり。
いや、想定はしていたけれど、自分の身に降りかかってみると想像以上で。世の中のママさんたちへの尊敬の念が100倍強くなった。

現在妊娠7か月。2月に第1子出産を控えるフリーランス妊婦。
今回は、"キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ"【MEASURE】の企画、アドベントカレンダーに参加します。妊活をはじめてからと、妊娠発覚後からこれまでのハードシングス、そしてこれからのこと、まとめました。

妊活中

このときから悩みははじまっていた。妊活中、1か月以上先の予定が入ると、「もし妊娠していたらこの取材はきついかも」なんて考えていた。お客様に「今妊活中なんです」なんていえないし。4月の東京出張は、生理がきてからホテルを予約したなあ。
「妊娠したらキャンセルしたらいいじゃん」と思うかもしれないけれど、やっぱり気にしてしまうもの。結構ストレスでした。

妊娠発覚とともに出てきたつわりとメンタルダウン

これが今日のメインです。妊娠発覚、嬉しい!というよりも、自分の心身の変化がすさまじすぎて、喜ぶどころじゃなかった。

吐き気とかは覚悟していたんだけど、私が一番辛かったのは、紛れもなく、メンタルの変化だった。
人生の気力がなにもかもない感覚。死にたいとかもないくらい、本当に無。仕事だって、吐き気はないはずなのに、PCに向かったままでぼーっと時間が過ぎていった。まるで自分が自分でないようだった。

回らない頭の中で、唯一あるのは不安だけ。「このままの私だったら、絶対に仕事はできない」「お金はどうしよう」「無事に生まれてくれるのかな、障害があったらどうしよう」いろんな不安が湧いては、もやもやと漂い続けていた。

特に私を苦しめたのは、優しすぎるクライアントの声だった。

「妊娠おめでとうございます!納期遅くなっても大丈夫ですからね!」

そんなありがたい言葉を受け取っているにもかかわらず、私は「ああ、迷惑をかけてしまっているな」と申し訳ない気持ちになった。私の中にある「責任感」は、プレッシャーとして心を重くした。

だから私は、大幅に仕事を減らす決断をした。ぶっちゃけ、時間はあるから書ける。吐き気だって一日中悩まされているわけではないし、世の中の人達はつわりがあっても働いている。むしろフリーランスである私は、融通も利きやすい。だけど、周りに迷惑をかけるのが申し訳なくて、仕事を抑えることにした。

仕事ができない私。ならばどうしたらいいか

とはいえ、仕事が減ったら収入も減る。夫が働いているため生活に困る程ではないが、子どものことを考えると稼ぎたい。メンタルダウンが今だけとも限らない。かつ、この責任感からの仕事の恐怖は、子どもが生まれてからもきっと続く、そんな思考が巡っていた。

というのも、私がメインにしているインタビューの仕事は、どうしても時間が固定される。この時間の直前にキャンセルするなんて、申し訳なくてしたくない。かといって、赤ちゃんを抱っこしながらインタビューなんて、考えられない。そう考えると、キャリアへの不安が日にに増していった。

この不安を解きほぐしてくれたのは、間違いなく夫だった。
「赤ちゃんをおなかの中で育てるという大事すぎる仕事をしているんだから、それだけで十分だよ」
何度も何度も言ってくれた。そして解決策を導き出したのも夫だった。

「もし働けなくなっても俺が稼ぐから問題ないけれど。俺が働けなくなったら困るし、保険とか考えないとね」

私の不安の一部が「お金」であることに注目し、解決策を提示してくれる夫。それが夫に惚れた理由でもあるんだけれど、本当に大好きで尊敬できる。

ああ、のろけに脱線してしまう。てなわけで私は、とりあえず1個の不安、将来のお金について解決するために、FPへの相談をはじめた。この辺りは深くは語らないけれど、じっくり検討した末に収入保障の保険も加入。夫が死んだり働けなくなっても暮らせる生活の目処がつきました。とりあえず一安心。

メンタル回復。しかし・・・

そしてそうこうしているうちに、つわりも徐々に落ち着き、メンタルも回復してきた。仕事もできる範囲で復活し、椅子に座っている時間が増えた。

そんなときに夫の会社からの厳しい通告。扶養申請に落ちた。この辺りは以前のnoteで語り尽くしたから詳しくはこちらへ。

やっぱりフリーランスってハードだよなあと実感した。働かなくてもお金が入る育休、うらやましいと、ちょっとだけ自分の職業を呪った。

扶養に落ちた。なら私のこれからの働き方は?

収入面についてはどうしても不安が残る形になったことで、私自身改めて働き方を考えるようになった。

今まで通りできないという考えは、メンタルダウンしていた頃と変わらない。だが、できないからこそ、自分のキャリアを新しく形作りたいと思えるようになった。

「自分が本当にやりたい仕事はなにか」「どんなとき、私は仕事の喜びを感じるのか」「私が今やっている仕事で、やりたくないことはあるか」「産後、何の仕事ならできるのか」そんな内省を、ときには誰かに語りながら、深めていった。

そこで1つ、気づいたことがある。今までの私の仕事の仕方は、いわゆる業務委託。仕事を依頼されて、それを納品する形。主導権はあくまで相手にある。相手に、すべて合わせる形だ。

この主導権を自分が握ることができたら、もっと豊かな働き方ができるのではないか。

「そうだ、自分でビジネスをしよう。私がビジネスの主導権を握るんだ」

仕事内容が大幅に変わるわけではない。ただ、この考え方に変えることで、「迷惑をかける申し訳なさ」への悩みが解決できる。私は子育て中のママとして、ある程度の融通を利かせることを納得してもらい、自分の商品を売ればいいのだから。もし私を選んでくれないのであれば、それはそれだ。

この心境の変化で、だらだらのんびり妊婦ライフが、ギラギラ活発なものに変わった。自分でビジネスをするために今何ができるか、どうすれば集客ができるのか、経営者マインドで考えるようになった。

この変化ができたのは、私のメンタルが回復できたからではない。MEASUREやSherpaでの学びが、私を後押ししてくれた。がんばっている人達がたくさんいる環境だからこそ、私も何か動いてみようと思えたのだ。

今の私とこれから

今はココナラにモニター商品を出品してみたり、信頼できるデザイナーさんと出会ったりしながら、自分のブランドを構築中。正直すごく楽しい。新しい自分を切り拓いている感覚がある。

ぶっちゃけどうなるかはわからない。妊娠の経過について前置胎盤の疑いありのままで、決して順調ではない。ココナラだって、全然売れないし(笑)。想像以上に育児が大変で、仕事なんてひとつも手がつけられないかもしれない。でも、自分がビジネスの主導権をもつのだから、何があっても大丈夫な気がしている。私は、私の意志で未来を切り拓いていける。

今は「産後が楽しみ」と思うことが増えた。我が子を育てるのも、新しい働き方をするのも、本当に楽しみ。たぶん大変なことばっかりだけど、新たな世界が広がるんだと思うと楽しみで仕方ない。


今年は本当に、めまぐるしく状況がかわった、ハードな一年だった。
でもその分、身になることも多かったと思う。

きっと来年はもっとハードな年になる。
まずは自分が資本。自分に宿った命を無事に産み、私も健康な状態になる。それが一番大事。

それらが落ち着いたら、本格的に新しいビジネスを始動します。良い報告ができるよう、私のペースでがんばります。以上!


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