『HSP』ゆえの生きづらさ。
私はずっと「自分は他の人と何か違う」と悩んできた。
周りの人が普通に行なっている事が出来なかったり、普通に楽しめていることを「楽しい」と思わなかったり。
だから、「周りの人が普通で、自分がおかしいのかな?」っとずっと思ってきた。
だから自分がHSPだと初めて知った時、もの凄く救われた気持ちになったのだ。
「私は変じゃなかったんだ!」
「素晴らしい気質をもって生まれただけなんだ!」っと。
自分がHSPだと知る前から、私は自分の気質が好きだった。
小さな事にも感動したり、日常のほんの些細な変化に気付けたり、物事の良いところをすぐに見つけられたり。
しかもそれを無意識のうちに出来る。
「HSPってすごいなぁ」「HSPって素晴らしいなぁ」っと思っていた。
だから自分がHSPに生まれて良かったと思っている。
ただ...
どんなに自分の気質が好きであったとしても、
今の世の中で生きていると、『辛いこと』『悲しいこと』『寂しいこと』がとても多い。
どうしても「生きづらい」と感じてしまうのだ。
『周りの多くの人と違う』ということは、いわゆる『少数派』ということであって、周りと打ち解けるのが難しい。
こちらがどんなに頑張っても、周りが「あの人はなんか違う」「打ち解けにくい」と思ってバリアを張られてしまったら、輪の中に入れてもらうことは出来なくなってしまう。
社会人になってから私は何度もそういう経験をしてきて、その度に『孤独感』『疎外感』を感じてきた。
「私は私のままで良い」っとどんなに自分に言い聞かせても、寂しさや悲しさがなくなることはなかった。
そして最近、その事をまた感じる機会があった。
昔から何度も経験している事とはいえ、いつになっても慣れる事はなく、やっぱり悲しくて、寂しくて、孤独感を覚えてしまったのだ。
そんな時ふと考えた。
「世の中のHSPの方たちは、楽しく生活できているだろうか?」
HSPの方たちが心穏やかに過ごせるかどうかは、周りの環境に左右される部分が大きいのではないかと私は思っている。
環境を変えることが出来たらそれが一番良いのだが、それが出来ない場合は辛い思いをして生活せざるを得ない気がする。
私自身、『周りに受け入れてもらえない』環境の中で生まれ育って辛い経験を沢山しているゆえに、他のHSPの方たちのことが、ふと気がかりになってしまったのだ。
「孤独感や疎外感を感じるHSPの方たちが一人でも減ってほしい」
「HSPの方たちがありのままの自分で過ごせる世の中になってほしい」
そんなことを僭越ながらも心配してしまった私であった。
うつ病により自宅療養をしているため、サポート頂けましたらとても嬉しく、そしてとても励みになります。