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大正スピカ-八咫烏の選別-|あとがき|真珠星

この度は、ミステリー小説「大正スピカ-八咫烏の選別-」を読んでいただきありがとうございました。

最後になりますが、大正スピカを執筆するに至った経緯と、今回の物語の内容について、書かせていただきます。


実は、「大正スピカ-八咫烏の選別-」を書き始める前、お婆ちゃんを主人公にしたコミカルな小説を書く予定で進めておりました。

3人のお婆ちゃんが主人公のアクションヒューマン物語。

ただ、上手く書けず。

その頃、ある人が私にこんな話をしてくれました。

「お婆ちゃんの物語を書くって聞いた時、真っ先に自分のお婆ちゃんの顔が浮かびました。幼少期に、お婆ちゃんからいろいろ教わったので。僕は、お婆ちゃんがいたから何とかここまでやって来れました」

そう話してくれたのは、能力者でもある後輩のA君です。

最近記事には登場していませんが、今でも、彼とは時々こうやってnoteの話をしています。

後日、彼から電話があり、幼少期の彼のお婆ちゃんとのエピソードを聞きました。

彼のお婆ちゃんが、見えない世界の教育をA君にしていたんです。

その内容は、とてもここでは書けない、異次元なものでした。

この話を聞いた時、「何とかこの世界観を作品にしなければ」と、私の中で使命感が沸々と湧き上がり、大正スピカの執筆に至ります。


彼は、透視能力を授かることの苦悩と大変さとともに、教えてくれました。

「自分に関わる未来は見えない。未来が見えても言ってはいけない」

「人それぞれ、運命には繋がりがあり、その未来を一存で変えることはできない」

物語の中には、彼が実際に体験した教育のワンシーンが盛り込まれています。ぜひ、探してみてください。


使命感に駆られ、物語を書き進めていく中、降りてきたのが、シリーズタイトル『大正スピカ』です。

スピカは、春の大三角の一つで、おとめ座の一部にあたり、『真珠星』と呼ばれている、ひときわ白く美しく光る恒星。

大正時代を挟むように、明治後期(過去)と昭和初期(現在)を行き来しながら、読み解いてもらえるように物語を構成したことから、このタイトルを付けました。


大正時代は、歴史的にみても、他国の影響もあり、方向性が定まらない狭間の時代でした。

日本が多文化を受け入れた代償は大きく、その影響は神職にまで及び、傾き始めていました。その政府と神職の裏で起きている出来事が、ひっそりと暮らす小さな地方の村にまで影響していたんです。

大正スピカは、フィクション小説ではありますが、日本の隠された歴史が好きな方には分かる部分が多い作品だったのではないかと思います。


『大正スピカ』は、これからも続きます。

実際に裏で起きていた様々な時代背景とともに、八咫烏の起源、神職や天皇の歴史、他にも様々な伏線が隠されたままです。

これらは、続編で明らかになります。

シリーズ2作目は、2024年4月公開予定です。

今後も、新たな展開を模索し、皆さんに、良い作品を届けられるよう、精進してまいりますので、引き続き、読みに来ていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈


ミステリー小説
『大正スピカ-八咫烏の選別-』
1/3(水)~1/31(水)
全20話(1話あたり約3000字)

 

 



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