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除菌、殺菌需要でクリーニング需要も増える?衣類クリーニング業界を#マーケティングトレース。

こんにちは。先日冬物コートをクリーニングに出した際に、店員さんにお客さんの増減について聞いてみました。
結論から言うと「増えている」ということでした。「殺菌」「除菌」ということを意識して衣類をクリーニングに出される方が増えているとの事です。
しかも既存客ではなく新規客が多いとの事。
※あくまでもn=1です。

個人的にも衣類クリーニングに限らずですが「除菌」「殺菌」を訴求した商品、サービスを増えるというとか、目に付くようになってくると思いますので本日は衣類クリーニング業界について#マーケティングトレースしてみます。

#衣類クリーニング業界について

・クリーニング店舗は減少傾向
・宅配クリーニング業者は増加傾向

#外部環境分析 (PEST分析)

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・政治Politics:外出自粛傾向、人との接触制限
・経済Economy:コロナウィルスによる影響拡大傾向、企業の雇用状況にも
    影響(生活者の所得減)、夫婦共働き傾向増加。
・社会Society:食についてはデリバリー増加傾向。オンラインで完結できることはなるべくオンラインで済ます。可処分時間の奪い合いにより掃除洗濯にかけたい時間は減少傾向。
・技術Technology:洗濯機の高機能化。


#競合の定義 (5Force分析)

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■業界競合
・洗濯機製造メーカー
・家政婦などの家事全般を請け負うサービス
・自宅で洗えるスーツを開発、販売するアパレルメーカー
・コインランドリー

■価値競合
・洗わなくても「除菌」「殺菌」できるスプレーなど。
 いわゆるファブリーズなど。
・そもそも洗濯は、洗濯機に放り込んで乾燥までして綺麗にしておけば
 畳んだりしなくてもいいという価値観、習慣の定着化。


#ターゲティング /重点顧客

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■年齢・性別
・メインターゲット:共働き夫婦
・サブターゲット:高齢層
■行動特性
・共働き夫婦→なるべく家事に時間をかけたくない。
    お金で時間を買う傾向。
・高齢層→時間はあるが、乾燥機付き洗濯機でなければかなりの重労働。
■嗜好性
 
・「除菌」「殺菌」「免疫力」などこれから必要とされる。

※専業主婦世帯は600万世帯、共働き世帯は1,200万世帯で
 約2倍もの開き(2018年調査)


#ポジショニング

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■提供価値
・手間かけない、時間を奪わない。コストはかかるものの高品質で
 除菌、殺菌もしっかりしてくれる安全品質の提供

#私がCMOだったら

・コロナで世の中に浸透したことを踏まえつつ

■クリーニングは宅配が基本
 →UberEatsの浸透などを考えると、店舗に行くより
 引き取り→配達をシステムを定着化させる。
 ※クリーニングに出す衣類の確認などはメルカリの機能使えば
  間違いを防げるのでは。クリーニングに出す衣類を写真にとって
  店舗に送っておくなど。

■世帯単位ではなく、企業単位で依頼
 →共働き需要を想定すると、仕事で着る衣類のクリーニング需要が多いはず。であれば世帯単位ではなく、会社単位でクリーング業者へ依頼するなどの方が効率的なのでは?もしかしたら帰社時に依頼しておくと
翌日朝には仕上がってて気持ちよく仕事を開始できるなど。

個人的には男性の下着など使い捨て用などが発売されても良いのではと思います。そもそも洗濯不要という考え方。もちろん環境に優しい素材で。


以上、本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!

※ちなみに9月29日はクリーニングの日だそうです。