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困った弟の話 20代で生活保護受給決定しちゃった2

前回は こちら

また絵で整理したものを置いておく
前回は彼が両親と関係がこじれるまで
家出して、実際に生活保護受給決定までの道のり?を書いていく

わく

1週間 家出した

追い出したあと、1週間帰宅しなかった。
とっくの昔に携帯の契約は切られており
おそらく、ネットカフェにいると思った。
家に閉じ込めておき、ひきこもり状態にしておいて
日数が進むにつれ、心配する両親。

矛盾じゃないか!と思うけど
それは、彼にとんでもない「口実」を与えてしまっていたことに
気が付いていなかった

行方不明者届を提出

警察署に行った
こういうとき、母だけが行く。なぜ両親ふたりで行かないのだろう?
たぶん、自分たちがやってきたことが、気まずいからだ

通路のど真ん中で立ちながら、人相や直近の写真、所持金や予想される行先を聞かれて書類を作成
後日、実家に警察官が訪問し、捜索を受ける
「おそらく、Wi-Fiのあることろにいると思いますね」
申請は受理され、いつかは帰ってくるだろう。
そしたら、自分たちの過ちを謝罪しよう、と両親は考えていた

突然の帰宅 また失踪

数日前、突然帰宅した。
両親に書類を見せながら
「NPOに手引きしてもらって、おれ、生活保護で生きていくことにした」

寝耳に水の両親。
だって、住民票を住み込みの仕事から逃げてくるたびに
転入手続き等はすべて両親が行っていたからだ
「扶養照会や親族の支援はどう説明したんだ?」と父

両親は毒親で機能不全家族なため、僕がやることなすこと、すべて否定してきました。
勤務先があわず、退職後に生活資金が尽きても頼れないので
借金すると、怒り出します。
ある時は3年ほど家に閉じ込められました。
まともにコミュニケーションをとることができません。
実家にいると「命の危険がある」


NPOとともに、こう説明して
市役所で申請をしてすぐ生活保護受給が決定したそうだ

だが、就労支援等があるけど、お前は働きたくないんだろう?と聞くと
「しばらくは腰の通院ってことにしてあるから大丈夫」
「働いて低賃金なんだから、ダンゼン!生活保護のほうがいいでしょ」
そう言い、帰りの電車賃を請求してきた

1000円だけ渡して、家をふたたび出て行った。
弟が帰った後、両親は私に電話してきた。
遠方に住み、コロナ渦で帰省できていない私に
憔悴しきった声でこれらの出来事を説明してくれた

どうしたらいいの・・・

彼のことだから
通院?が終わったら就労支援があるだろう
いろいろ病気としても、それもいつまで続くか。
受給が切られたら、借金をして帰ってくるだろう

両親としては、家にいてほしくない
が、引っ越しは仕事の都合もあり、当分できそうもない
憔悴しきっており、行政や警察に相談したが
「きちんと息子さんと話し合ってくださいね☆彡」
「家族の問題ですから、ここががんばりどきです☆彡」
役所では世帯分離の手続きを断られる始末。

ぶっとばすぞ!ってなるけど、ほんとの話。
相手にされなかった。
私も、夫側に迷惑をかけてしまったら・・・、と困っている

なんとかならんかなぁ。

冷凍都市のくらし 行方知れずのアイツ いつのまにか姿くらまし


願いとしては
永遠に家族として関わらないでもらいたい
自分の生活を見つけてほしい。

大好きなZAZENを聞きながらうなだれている

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