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多忙は怠惰の隠れ蓑です。剥がしちゃえ!
今日もちょっと短めなお話、かな?
”忙しい”と言える自分になりたかった
システム開発会社でサラリーマンSE(≒ほぼプログラマ)やってた頃は常に忙しそうな上司や先輩が羨ましかった。自分がやるべき仕事はいつも誰かが与えてくれ、実際の期限ギリギリで仕上がるかどうかという状態でいつも四苦八苦していた気がします。
当時、遊びに行く予定を立てたくても仕事が終わってないから
「ゴメン。仕事忙しくて行けそうにない」っていう話を何度したか分かりません。
でも、今の自分から当時を振り返ると、「あー。アホやなぁ・・(-_-;)」って客観的に見ることができます。
ただ単に、仕事のスケジュールマネジメントできていない実力が足りない状態にあっただけで、先輩たちのように忙しそうに仕事をしている自分にきっと憧れてたんでしょうね。
社長が暇な会社ほどいい会社
これ、僕が会社を見る時の鉄則。
社長が現業で忙しくしている会社は社員もなんだか余裕がなくて考えることも目の前の事ばかり。
一方で、社長にちゃんと暇と余裕がある会社は、”未来”を見て仕事をしていることが多い。社員にもその空気感が伝わっています。サラリーマンを辞めてから実際に社長と呼ばれる方々に会う機会が格段に増えましたが、この鉄則はほぼ今でも間違いないと思ってます。
”多忙は怠惰の隠れ蓑”です。剥がしちゃおう。
多忙は怠惰の隠れ蓑。
この言葉を初めて聞いた時は意味が全く分かりませんでしたが、今ではその意味がとても良く分かります。忙しいからこそ、仕事の段取りを考えたり、マルチタスクで動いたり、やらないことを決めたり、と。色々と自分を成長させることのできる場面に出会えるはずです。
それを、”忙しいから”の一言で断ったり、すぐに諦めたりするのはただ単にその忙しさの中に隠れているのと同じ状態。
もし、そんな人に出会ったら、その隠れ蓑を剥がしにかかるかもしれません。勿体ないよね。
あ、もちろん、そういう関係性のある人だけですよ(笑)。
相談事は”忙しい”を口癖にしている人は避ける
ちょっとだけ、自分の仕事に関する話もします。
ウェブでもハードウェアの購入でもシステム・サービスの企画とか、何でも。
ITにまつわる相談事って、話を聞いてその聞いたまんまに実現するとろくなことがありません。相手の持っている語彙で表現できるのは、本来やるべきことを100%表しているとは限りません。話を元に、引き出して引き出して限りなく100%に近い状態を作り出していくことがほとんど。
この仕事、”忙しいから”といってお客さんの話を軽く聞いて済ますような事は絶対にできません。
お客さんの立場から見れば、”いそがしい”を口癖にしているような技術者の方に相談事を持ち込むのはよほどうまく話を持っていける場合を除いて避けたほうが無難です。
ゆっくりと、自分に向き合って話を引き出してくれる技術者が理想。
もし、相手の方が”忙しいんですよね”って突慳貪な態度を取るようでしたら可能な限り、やるべきこととそのスケジュールを限りなく具体的にお話するようにしてください。 それが多忙な方といい仕事に繋げていく方法です。
農家は忙しいと絶対に言わない人種
こうした考え方ができるようになったのは、実は北海道に移住して、酪農の現場で働くようになってから。酪農家の仕事って1年中やること満載です。牛の世話だけじゃなく、畑の事もやらなきゃならないし、地元や農協の役員の仕事やら何やら、いつ休むの?っていう方がほとんど。
でも、誰も文句言わないし、忙しいって言わないし、なんか、うまくやってるんですよね。
もし、タイムマネジメントで困ったら酪農の現場へ修行にお越しください。
いろんなヒントが落ちてますよ(^^)。
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