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走りながら思想しよう4.

24 時間が飛び去るように高速で過ぎてゆく。一番それを自覚するのは、朝日が全く同じ風景を染める朝だ。人生に物語やドラマが無いと特にそんな感じだ。発想しコーディネートし、ネットワークし、ブレストして、プロジェクト化を推進する。その繰り返し。小さくても意義深い変化、ソリューションを社会にもたらす火を着火すること。社団法人によるNPOの解体、パーツの吟味が進む中、理事長はイベントでつちかった若手チームを社団法人女性理事長に紹介。私の発想したプロジェクトモデルも、そのまま彼女のネットワークに引き継がれ、私の居場所は無くなってゆく。流石にやりすぎたと思ったのか、彼女は社団法人の事業実績pdfを送って来て、私に営業代行権を与える為に、理事会審査してあげてもよいとのこと。私は理事長に電話して女性理事長に、私はその気が無いと言っていると話してもらえるように頼んだ。一応エリートコースを歩み続ける彼女のやり方にはたくましく生存競争を勝ち抜いてきた方法論もあるだろうが肝心要なものを全く欠いているからだ。
彼女のチームとやり方が侵襲してきそうな分野は理事長に話して分離。後は理事長が彼女の社団法人とどのようにマッチングしてステージアップするかを見守ると伝えた。5月にイベントを抱える理事長は彼女からの協力を必要としており、事業による仕分けを確実に行うと約束してくれた。中でも災害食自販機モデルの江東区区長、区議会議員へのプレゼンは最重要事項であり、私は念の為、いっそ彼女の間接的紹介者である実力者I氏からの江東区長紹介のため、彼女のチームによるプレゼンを勧めたが、それには理事長も一抹の不安があるらしく最後まで完遂してくれと言われた。3月に選挙を控える区長にとり、区民のための災害食自販機プロジェクトは何よりも一般票に影響を与えると思われる。
理事長とは分離して本来の私のチームで、究極の食糧備蓄“発酵肉”開発のための農水省勉強会を2月中旬に予定している為に調査と調整を行う。岡山の大学教授による発酵肉研究発表を援護する為の企画を発想しなければならない。関連するジビエ団体(鳥獣害関連助成金)からの情報によると、ジビエ肉の乳酸菌による熟成に関しては、有用菌発生にともなう有害菌発生もあり、農水省は踏み切れないでいるとのこと。私はオーガニック農法メーカーとの連携があり、三重県にある世界的活性水メーカー部長が、特殊な活性水による発酵促進と悪玉菌抑制効果データ資料をメールしてくれた。さらに、発酵肉研究に関心を持ちそうな漬物団体にもアプローチ、ポジティブな反応があった。可能ならばこのチームで農水省との情熱共有までこぎつけたいと思った。夕方さらに理事長から彼女との協働可能性についての打診があったが、私は理事長に言った。世のため人のための積み重ねが“徳を積む”ことになり、“徳”が積み重なり“福”を呼ぶやり方こそが本来であり、彼女の利権利益をむしり取るようなやり方には“徳”のかけらもないと。婉曲に私が彼女のグループ参加を望んでいないと、伝えるように理事長に頼んだ。
そこで、走りながら思想しよう。
“積徳が福となる、10利他1利己”
“to  accumulate  virtue  bring  good  fortune”

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