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7月2日オープン!新・水戸市民会館を歩いてきました!

7月2日、新・水戸市民会館オープン

水戸に新しいランドマークが生まれました。2023年7月2日、水戸市民会館が待望のオープン。

僕は2020年の春に水戸市民になりまして、かれこれ4年目。暮らし始めた頃はビルの解体作業を行なっていた場所で、人がたくさん集っている景色を見て、ちょっと寄るだけのつもりだったのに、しっかりとお散歩してきました。

写真もたくさん撮ったので、まだいらっしゃってない方や遠方の方向けに速報記事をお送りします。

▲地域の方も楽しみにされていた様子が伺えます。


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エントランス

エントラス広場には大きな電光掲示板
水戸芸術館、水戸市民会館、京成百貨店が南北に並ぶMitoriOエリア

エントランス広場では、大きな”MitoriO(ミトリオ)”の文字をあしらった掲示板が迎え入れてくれます。この日の電光掲示板は会館内施設の紹介の主だったように思いますが、今後は色々な地域の情報が発信されたりするんでしょうか。

ちなみにMitoriO(ミトリオ)というのは、水戸市民会館、水戸芸術館、京成百貨店をあわせたこのエリアの愛称。公募をして、2022年3月に2038点の応募作品の中から決定されました。


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1階

左側にある立体地図を見ると全体の構造が掴みやすい
エントランスロビーには寝っ転がれそうなベンチ
地域の情報が集結しているエリア、市民会館感。
木の力強さが印象的な「やぐら広場」

エントランスから入ると、右手に大ホール「グロービスホール」があります。が、ふらっときた僕はそこに寄る用事もないので今回はスルー。来週の7月8日・9日にはこけら落とし公演としてゆずが歌うらしいです。

▲イベント詳細はこちらから

エントランスの南側には、吹き抜けの空間に木の柱が印象的な「やぐら広場」。マルシェ、パブリックビューイングなどができそう。設計を手がけた建築家の伊東豊雄さんはインタビューで「木で力強い建築を作りたかった」と話していることもあり、鉄筋コンクリート像の建物ながら、木の存在感が大きい空間になっています。

伊東豊雄さんは「せんだいメディアテーク」、「まつもと市民芸術館」、「座・高円寺」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」といった公共施設も設計。それらの利用者や館長などの声を集めた結果をこの水戸市民会館の設計に反映しているとのこと。

やぐら広場では10月まで、そのことについての展示も実施。もちろん無料です。

展示は10月9日まで
先述の4施設と並ぶ建築が水戸にある嬉しさ(個人的)
これが無料で見れるのとても嬉しい(個人的)


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2階

2階の北側には小さいスタジオが並ぶ
こどもギャラリーは無料で利用できる
棚が絵本やおもちゃで埋まっていくはず
西に面したラウンジギャラリーも無料利用できる
2階から見たやぐら広場
2階展示室は美術展示に向いてそう
この日も美術展「水戸の風2023」が開催(17日まで)
この日開通した京成百貨店との連絡通路も2階


2階に上がると目につく、可愛いしつらえのエリアは「こどもギャラリー」。靴を脱いで上がるふかふかしたフロアで、子どもたちが飛び跳ねてました。棚がたくさんある空間で、きっと絵本などで埋まっていくのでは。読み聞かせ会などがオープンスペースで開かれたり、日常的に公園として機能すればとても良い感じ。その奥に向かうと吹き抜けからやぐら広場が見下ろせ、その脇には「ラウンジギャラリー」があります。ここも無料で利用でき、学校終わりの学生や、ちょっとした打ち合わせなどに使われそうです。

同じ空間にいる人がそれぞれを認識し合いながらともに過ごす、そんな空間が2階にありました。

北側には、スタジオや調理室、音楽室といった趣味に大活躍のゾーンが。調理室なんかは大きな窓が印象的できっと気持ちいいはず。


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3階

ミーティングラウンジ、大きな窓に、床は緑
この写真だと左側に中会議室、右側に大会議室、床は緑
ガラス張りの会議室、床はやはり緑
3階が吹き抜けの天井のため、やぐら広場の柱がこんなに近くに

3階は大中小の会議室が11部屋あるフロアで、ビジネスシーンやセミナーなどで活用されそう。南側のテーブルと椅子がたくさんある空間も「ミーティングラウンジ」とされていて、この日は外の景色を眺めながらお話しされている方も多く見られました。

床が芝生のように緑なのが印象的で、それは中・小会議室の中も(大会議室は高級感あるえんじ色)。特に中会議室は窓が抜群に大きく、クリーンな雰囲気で会議やセミナーに臨めそう。

フロアごとに床の雰囲気が違って、その辺りのこだわりをいつか知りたいところ。


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4階・屋上広場

よく見ると3階と4階が南北でずれている
こういうところが細かくて可愛いなと思います
4階の床はフローリング
南側テラスはウッドデッキと砂利。いい天気でした。
南側テラスからは連絡通路が見えます。書道パフォーマンスを通路から見る人々。
南側の屋上、芝生広場へ
芝生広場から見えるアートタワーは写真より生の方が迫力あります。

最上階の目玉はやはり芝生広場じゃないかと思うんです。屋外に出た瞬間に見えるアートタワーの迫力と草の香り、ここに人の賑わいがあればとても素敵な光景になるだろうなと思います。ちょっと気になったのは、ここに木陰があれば…というところ。夏の晴天なこともあって、たとえばここでのんびり過ごすのであれば木陰かパラソルがあるとさらに良いのにな、と思ったり。そもそもこういった芝生広場って歩いてるうちにふらっと立ち寄ったり、一休みしたりするエリアだと思っていて、それが屋上(というか2階以上)にあると”目的地”として足を運ぶことになるんじゃないだろうか、という感覚。この空間で誰がどんなふうに過ごすようになるのかはとても興味があります。

南側のテラスでは京成百貨店が眼前にみえ、北側では水戸芸術館を見下ろせます。

水戸芸術館も芝生広場があって好きです。
水戸芸術館のモニュメント。涼しげでした。


こいつは自動草刈機クロノスだ!初めて見た!(ルンバ的なやつ)
照明が壁向きにあって、壁にはフック的な部品…。何か展示したり?


4階でもう一つ印象的だったのが、南側の和室・板の間のエリア。2つの和室と1つの板の間は、木と畳の香りを一層感じる心休まる雰囲気でした。2階のスタジオと同じく、茶道や華道の市民セミナー的な催し使われそう。何かの会合や交流会にも良いかも。畳っていいですよねえ…(語彙力のない感想)。

左側に各室。廊下の明るさも素敵。
2つの和室は合わせると27畳の大広間にも。
屋外に隣接した板の間。明るい。


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ぜひ一度、歩いてみてください

7月のイベントはこちらから【https://www.mito-hall.jp/event/】

知り合いの市役所職員の方(市民会館に関してわりと責任ある立場の方、多分)にご挨拶してお話を伺いました。

「広場、ラウンジ、こどもギャラリーと無料で自由に使えるエリアもたくさんあります。少し休憩やお喋りに使うもよし、ランチに使うもよし、勉強やお仕事に活用してくれても嬉しいです。まずは一度足を運んでもらって、暮らしの中にこの場所があるイメージを膨らませてもらえれば。」

「開館記念自由内覧」として設定されているのは以下の時間。
大体のエリアはそれ以外の日も自由に歩けるとは思いますが、使用料のかかるエリアも内覧しやすい期間ということかなと理解しています。

特に日中と夜間の和室の雰囲気の違いを楽しめるようにという設定とのことで、これはぜひ夕方以降にもお散歩に行きたい。

「開館記念自由内覧」
7月2日(日) 12:30-20:00
7月3日(月) 11:30-14:00/17:00-20:00
7月4日(火) 11:30-14:00/17:00-20:00

▲7月中に数回、見学ツアーもあるらしいです。

以上、水戸市民の一人として7月2日オープン初日の新・水戸市民会館の様子をお届けしました。大ホールなどは今回、お邪魔する機会がなかったので、また歩いてみたいなと思います!続報レポートがあるかもしれません!

街の人にとって、ハレの日だけでなく日常に寄り添うケの日の場所となりますようにと願いつつ、まずはオープンに向けて尽力された全ての方へリスペクトの気持ちを送ります。

オープンおめでとうございます!


水戸芸術館芝生広場から



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普段はこういう文章を書いてます。
スポーツの話や場づくりの話、それからエッセイが多いです。
もしよかったら少し覗いてってくださいね。



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