アクティブ・ブック・ダイアローグをやってきた話
IID 世田谷ものづくり学校にて、cokowillさん主催のイベント、
『\アクティブブックダイアローグ&ワークショップ/学校や職場で良いチームを創るには?〜メンタルモデルを読んで考える〜』
で、アクティブ・ブック・ダイアローグなるものを体験してきました!
イベントの内容そのものについては▼
(最近この配色の本、増えてますね(笑))
アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)というのは、一冊の本を(時には思い切ってバラバラに切り分けて)みんなで分担して読み、それぞれの担当個所を要約・プレゼンすることで一気に概要をつかむ方法です。
(イベントページから抜粋)
・1冊の本をみんなで分担して読んでシェアする新しい読書手法。
・短時間で読みたい本を読むことが可能。
・読書が苦手な人でもOK
・準備不要、本も不要、だれでも気軽に参加OK
・本を読んでシェアしたあと、参加者同士の対話をすることで理解を深められる!
よくある、各自が読んできてから集まって感想をシェアする読書会とは違い、その場で集まって一気に読み進めます。スピード感があって刺激的でした。
今回は、僕がイベントで初体験したアクティブ・ブック・ダイアローグをざっと振り返ります!
▲会場の雰囲気
1.オープニング
まず、「チェックイン」としてメンバーの自己紹介から始まります。今回は主催者でありファシリテータでもある寒川英里さんがイベントの趣旨と自己紹介をしたのちに、参加者が準備に自己紹介していきました。
また、ABDについてのオリエンテーションもここでされました。
自己紹介の時に、自分の開示ということなのかな、「今の気分」についても発表しました。些細なことなのかもしれないですけれどグループワークをする上では重要かもしれません。
2.メイン
さあ、ABDが始まっていきます。
今回のイベントではゲラのコピーがすでに人数と同じ数に分けられていて、自分の好きなものを手に取る形で各自の担当パートを決めました。
ここから行うことは
①読む
②要約して、数枚の紙にまとめる。
③みんなで壁に貼って並べる。
④自分の担当分についてリレー形式でプレゼンする。
⑤自分が気になった部分にチェックマークを入れる。
⑥感想や疑問に思ったことをシェア、ディスカッションして深める。
まず、大体20ページくらいの各担当パートだったんですが、
①から③までで30分でやりましょう。とのことでした。
結構ハード。めっちゃ集中しました。
②の要約なんですが、今回はB5用紙5枚以内でまとめます。ただし文字は大きく、プレゼンスライドを作る要領で。求められる要約力。
読む⇒まとめる⇒スライドにして並べる、これを分担していくことで全貌が見えてきます。
僕の場合は章の頭からでしたが、それでも前章の話を受けてのことなので最初は難しさを感じます。中にはほんとに章をまたいで読み進めていった方もいるよう。
大事なのは解釈を入れてしまわずに「書いてあること」だけを要約すること。
▲みんな並べるとこんな感じになります。
そしてここからリレー・プレゼンで一気に全体の概要をつかみに行きます。
一人に与えられた時間は1分半です。
次の人は横で待機しておいて、切れ目なく自分の担当パートに書いてあったことを紹介していきます。
当然っちゃ当然ですが、深い理解まで行くのはなかなか難しいです。
読み込んでるとはいえないし、前後の情報がないので。
しかし、このスピード感で分厚い本の全体を掴みにいけるのはとても新鮮な感覚でした。
そして、プレゼンを拍手で終えたら感想のシェア。
ファシリテータの進行の元、自分の担当パートで読んだことや全体の概要から感じた感想をシェアして、ディスカッションをすることで、深めていきます。
とはいえ今回は、題材の中身を知っているファシリテータの存在がすごい重要だなと思いました。
この後のワークショップでかなり理解が深まった感じはします。
でもイベント後に聞いてみると、ファシリテーターも一緒に読み始めて、本当に対話の中で自分たちで理解を深めていくこともあるようで、
「なんだその高等技術は。。。」と聞いていて思いました。
3.エンディング
もう一度みんなで円になって座って「チェックアウト」です。
今回のABD全体を通して得た感想を参加者全員でシェアしていきます。
ABDについてもっと詳しく知りたい方はぜひこちらのサイトへ▼
・・・
率直に、読んですぐにほかの人と思ったことや考えたこと、連想した体験談などをシェアできるのってとても新鮮でした。
一人一人が担当した部分は違うけれど、
いやだからこそ、全体に対する解釈も少しずつ違って、
こんな風に「深める」方法があるんだなあという感じです。
そして、改めて読みたくなりますね。これ。
あくまで「概要を掴む」というものなので、これで興味が湧いて全体の流れを踏まえながらじっくり読むとさらに理解が進みそうです。
ABD、またどこかでやったり企画してみたいなと思いました。
このスピード感、いいです。
ファシリテーターもできるように勉強してみたいですね。
今回、主催してくださったcokowillの寒川さん、秋元さん、参加者の皆様、貴重な体験をありがとうございました!
この記事が参加している募集
いつもサポートありがとうございます…! いつかお会いしてお礼を伝えたい! いただいたお金でジュースで乾杯したり、一緒にコーヒーを飲んだり、お酒と一緒に熱く語り合うことを思い浮かべてます。ぜひお付き合いください(笑) そして、コメント付のシェアも最高です!なんと無料です!