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水島先生ありがとうございました
自分が初めてドカベンを見たのは確か小学3年生位の事だったと思う。
それは父親の本棚にあった文庫本12巻
それは甲子園の決勝で地元福島代表のいわき東高校と明訓高校が試合するといった内容
その時自分は野球をしていなかったがとにかくハマった。
そもそも漫画を読むという事を初めてしたのもその時だったと思う。
記憶が正ければ自分が小学生のそのタイミングで既にドカベンはプロ野球編の47巻
上原がまさかの160kmを投げる2002年?の日本シリーズに突入していた
一体ドカベンだけでトータル何巻あるのかは分からなかったが
そこからは小遣いを使い、父親に頼み、ブックオフ、GEOへ行き、水島新司作品を読みまくった
この他にもまだまだあるが全て名作。
初期の野球狂の詩に関しては選手多すぎて覚えられない
他の球団のスカウトは何をしてるんだと言わんばかりに逸材がとにかく出てくる水島新司作品。
あぶさん系の酒飲みながら野球する選手、
ドラフト下位指名なのに一年目から謎に出場機会もらえて超ラッキー的な活躍をするプロらしからぬ不吉霊三郎の様なキャラは多分10人ずつくらい出てる気がする。
ちなみにコレらの水島作品達が同じ甲子園で戦う
"大甲子園" コレはめちゃくちゃファンからすると胸熱
ここまでクロスオーバーする野球漫画ってまぁ無いんじゃ無いでしょうかって感じなので全巻、全シリーズ見てください。
ちなみにこんなゲームもあった。
水島キャラクターが実際の選手もいる野球ゲームの中で遊べる斬新な作品だった
同年代で遊んでた人は少ないと思うがもしいたら語り合いたい。
世代的に野球漫画というとメジャーかダイヤのA辺りだろうけど個人的にはあまりしっくりこなかった
それは何故か、"実際の野球ではあんな事は出来ない"
そう思っていた
が
今考えると殿馬の秘打、影丸の背負い投げ投法、ガマの鷲掴み(これはチェンジアップの握りなのにジャストミートしても飛ばない鉛の様な重さのストレートを投げる)
義経の八艘飛び、ブルートレイン学園の点灯試合になってからの異常な強さ
新・野球狂の詩には法事の時は試合に出れない住職ピッチャーもいた。
などなど
明らかに現実離れが過ぎるが、当時の自分はドカベンで起きる事象はありえると信じて疑わなかった。
実際に里中智のスカイフォークは絶対出来ると思って練習してたらすっぽ抜けて同級生の家の小屋の窓ガラスを割った事がある。
ちなみに自分がロッテファンなのは里中智、中西球道が在籍してたからである。
里中の記録のかかった試合でサブローが観客を静かにさへるシーンは名シーンなのでロッテファンでドカベンを見た事無い人は是非見て欲しい。
しかし、
スーパースターズ編以降になってナルトでいう穢土転生の様に高校の頃のライバルが急にプロ野球に参加すると言うありえない(ここで初めてリアル感無いと感じた)展開を迎えて当時プレーする側で野球に没頭していた菅野少年はドカベンを見るのをやめてしまった
大甲子園の時は阪神園芸でグラウンド整備する人になってた"男どアホウ甲子園"の主人公の藤村甲子園が何故か復活して阪神のピッチャーとして山田の前に立ちふさがったり、70年代から活躍してる水原勇気と山田が対決したりともはやとんでも無いパラレルワールド化してしまった。
当時は読む気になれなかったが、今考えると大甲子園しかりファンが喜ぶ展開、そしてなにより山田太郎等主要キャラとあの作品の〇〇が対決したら面白そう。
そんな純粋な先生の意思が感じ取れる
ひたすら野球が好きだったんだと改めて思う。
自分は野球に携わる仕事は出来てないですが、
明らかに野球を始める。好きになるきっかけを、扉を開いてくれた方
1読者の身分で偉そうですが本当にありがとうございました。
ゆっくり休んでください。
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