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インスパイヤソングとは

そういえば劇場でも見てDVDでも買った映画がある


なんか劇場に足を運んだ時は若い子が多くて
良い歳こいて…感があったけど、


脚本が大好きな東京ラブストーリーの坂元裕二の時点で明らかに普段毛嫌いするような所謂なラブストーリー映画では無い事はわかってた。


東京ラブストーリーでいうと

この曲、母親は何故か嫌いだった、俺が聞いてると露骨に嫌な感じの顔をして理由も言わず嫌い嫌い言ってた。

この世に居ない今理由を改めて聞く事は出来ないが、本当に謎だった。今度夢に出て来たら聞いてみよう。



話は戻って、自分は何故か分かり易い固有名詞が出てくるモノに弱い。地名や作品名が出て来るものに


世代で言うと圧倒的にモテキ、
長澤まさみの手裏剣飛ばして帰るシーンの
下北沢ビレバンの前は当時田舎の高校生だった少年からすると軽い憧れだった

麻生久美子が朝っぱらから牛丼おかわりするシーンは映画史に残る名シーンだと思います。

スピッツだと東京事変の亀田誠治が参画してるこの曲は一言目から天神駅の話、何故かグッと引き込まれる。



固有名詞が出ると急にリアルになり、視野がそこだけになるから、壮大なテーマや物語とは対極な"サブカル感"が出ると勝手に思ってる

YouTube等の広まりでもう何がメインで何がサブカルなのか正直自分でも分かってないけど


NHKで10年前位にやってた日本の戦後のサブカルチャーに焦点をあてた番組がある。

コレは自分の中でもベスト3位に入る好きな番組。

演劇、音楽、漫画

衣食住以外の生き甲斐それがサブカルなのかなぁなんて当時は思ってましたけど本当面白いんで是非見て頂きたい。


思えばイキってるのがかっこいいと思ってた中学生時代から高校生の後半特に服飾の道に進もうなんて思った頃には人が聴いてない音楽とか読書とかしてた方がカッコいいにマインドが変わってたのが自分の中でもめちゃくちゃ謎 


長い前振りだったけど最初に紹介した
「花束みたいな恋をした」


この作品とにかく固有名詞が多い、ゲーム、小説、芸人、
麦くんはリバースを着てるしブルースブラザーズのTシャツを着てる。


2022年なら3万になるリバースも2015年当時は服装なんて特に気にしないサブカルボーイが着てる



所謂なTHE・大学生を斜に構えた感じで見てるモノ同志の
ラブストーリーといった感じというと端的でしょうか笑
少なくとも自分にはそう見えた

誰にでもあるあるそういう時期、と思って見てたけど自分らの世代が1番そういうヒエラルキーとか勝ち組だの負け組だの気にしてる世代な気がする。中途半端にSNSが定着してる世代。悲しい。


ちなみにこの作品の主人公の2人は自分と同い年の設定なのですが、この作品を見終わって、やはり自分らの世代が20〜25歳位になる辺りでサブカルチャー詳しい人カッコいいでしょ的な流れが全体的にあるんだと思った。 

先に述べた
心境の変化の謎が解けた

"サブカルチャー詳しい人カッコいいでしょ"の考えが
メインカルチャーになってしまっていた。
というオチなのか、よく分からないけど。


結局何が言いたいかと言うと、

俺が絹ちゃんの彼氏だったら
ファミレスで別れ話の末、
泣かせるような事にはならなかったという事だ。

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