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HAX Tokyo Batch 2(2期生)採択スタートアップの紹介

HAX Tokyoは2020年7月10日にBatch 2 Opening Dayをオンラインで実施しました。今回はHAX Tokyo Batch 2に採択された5社をご紹介します。

CuboRex

CuboRexは農地や瓦礫(がれき)地帯などの不整地でも走行可能なクローラーモジュール「CuBase」と、それを組み合わせた作業支援機器を開発しています。

CuBaseはモーター、キャタピラ、パワーアンプを一体化させたモジュールで、複数のCuBaseを組み合わせることで、さまざまな移動ソリューションを提供することが可能です。
動画のように複数のクローラーモジュールを取り付けることで、従来使用していた操縦者が必要な大型機材が不要になり、野菜の収穫作業に必要な人件費やコストダウンにつながります。

Con-Tact

Con-Tactは半導体プロセスを応用した超小型触覚センサの研究実績を持つスタートアップです。

MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)技術によって小型化と高精度を両立したロボットハンド用の触覚センサーを研究開発中です。センサーを通じて硬度や圧力やせん断力などの触覚情報が計測できるようになることで、ロボットが不得意としている柔らかいもの・繊細なものを取り扱う作業のロボット化を目指しています。

Zenco

Zencoは高感度触覚センサーを利用した遠隔操作ロボットを開発する、早稲田大学出身のスタートアップです。

Zencoが開発するロボットの遠隔操作システムは操縦者の動きをAIが分析・最適化して、ロボットに反映するのが特徴です。ロボットアームのコントローラーは操縦者の指一本ごとに力を検知し、繊細な動きに対応します。遠隔操作による作業を普及させることで、国や地域をまたいだ雇用を実現させることをヴィジョンとしています。

ORLIB

ORLIBは新素材を利用した軽量・大容量二次電池を開発する、東京大学発のスタートアップです。

同社が開発する他電子反応を利用した高エネルギー電池は既存のリチウムイオン電池と比較して、4倍の容量と2倍のエネルギーを達成しています。今後はインフラ検査関連の企業やドローンメーカーと連携して、2021年4月までにサンプルとなる電池の出荷を目指しています。

Lexx Pluss

Lexx Plussは倉庫の運用を効率化する、自律走行と軌道走行を兼ね揃えた運搬ロボットの開発と、ロボットの稼働状況の分析や倉庫の運用管理システムを開発しています。

フレキシブルな操作が可能なロボットと、APIのみでシステム連携が可能な倉庫管理システムを組み合わせることで要求仕様が多岐にわたる個々の倉庫にマッチした提案や、これまで導入が難しいと判断されていた現場へのロボットによる自動搬送ソリューションが可能になります。

Demodayは今年9月末を予定

以上の5社は約3ヶ月間に渡って、HAX Tokyoのアクセラレーション・プログラムを受けた後に9月末にDemoday(成果発表会)で結果を披露する予定です。

またHAX Tokyoのnoteでも採択企業が実際に受けるプログラムの一部を紹介する予定です。Batch 3への応募を検討しているスタートアップの皆さんは是非チェックしてください!

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