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歩行

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理学療法士にとって、とても重要である「歩行」 人それぞれに様々な歩き方があり、「歩行練習」や「歩行分析」など臨床している上で悩む方も多いのではないでしょうか。そんな人のために、明… もっと読む
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「観察」と「分析」の違い

「観察」と「分析」の違い

学生時代によく「歩行観察」や「歩行分析」を行いました。

が...みなさん「歩行観察」と「歩行分析」の違いは分かりますか?

学生時代の私はお恥ずかしいことにちんぷんかんぷんでした(笑)

私なりに分かりやすくまとめてみました。

「観察」は
ありのままの様子を書く
(例えば...Msw時に足関節が底屈位で膝関節は屈曲位となっている)
(目線は下方を向いており、やや体幹前傾位)
などなど、歩いてい

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ランチョ・ロス・アミーゴ

ランチョ・ロス・アミーゴ

こんにちは。

今日は歩行の中でも基礎の「ランチョ・ロス・アミーゴ方式」についてお話していきます。

ランチョ・ロス・アミーゴ方式とは、ドイツの理学療法士のキルステンゲッツ・ノイマンが、歩行分析に関する世界最高峰の「ランチョ・ロス・アミーゴ・国立リハビリテーションセンター」で作成されたものです。

立脚相を5つの相、遊脚相を3つの相に分けることが出来ます。

各層において、各々が重要な役割を持ち、

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歩行とは

歩行とは

こんにちは。「歩行」の基礎についてお話します。

歩行とは、その名のとおり「歩く」ことですが、

正式には「足(脚)を持つ動物が行う、足による移動のうち、比較的低速のもの」を言うそうです。

片側の踵が接地してから、再び同じ方踵が接地するまでを歩行周期(1方向周期)といいます。

1歩行周期を片側の脚についてみたとき、足部が地面に接地している時期を立脚期、足部が地面から離れている時期を遊脚期といい

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脳卒中片麻痺患者に対しての歩行練習

「歩行練習」は多くのセラピストのみなさんが常日ごろの臨床業務にて行っていると思いますが、どのように行っていますか?

「歩行練習」はとても重要ですが、理学療法士が考えなければただの「歩行」になってしまいます。私たちが常に患者さんや利用者さんを見て、触って、そこから考え出した「練習」の一つとして「歩行練習」を行わなければなりません。

脳卒中患者の歩行の特徴をとらえ、バイオメカニクスや脳卒中片麻痺患

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