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【相場分析2023/11/16】経済統計は「FRBフレンドリー」で市場は好感/金利は下落、株は小幅上昇、ドル小幅高

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【概要】

米国市場は、金利が下落、株は小幅上昇、ドル小幅高。

この日発表された、一連の経済統計が米経済の減速を示唆する内容でFRBの追加利上げ観測が後退し、市場が好感。

今後のマーケット見通し、投資戦略をご紹介していきます。

【ニュース】

・失業保険申請件数が予想下振れ、労働市場の軟化示す
・アップルiPhone用自社チップの開発に更なる遅れ
・クリーブランド連銀メスター総裁「追加利上げの判断はまだしていない」   目標の2%までは時間がかかるとの考えも示す
・FRBクック理事「経済や雇用が不必要に落ち込むリスクに注意を払う」
・中国アリババ、クラウド事業のスピンオフを取りやめ、10%近く下落
・米小売大手ウォルマートが10月末国内消費が軟化してきている味方を示す
・米鉱工業生産指数、自動車関連の活動が後退(10月UAWストも影響か)
・米住宅建築業者のセンチメントが今年最低の水準に
・株価指数は買われすぎの水準で上値重い
・英中銀ラムズデン副総裁「金利は長期に渡り高止まりの公算高い」
・オーストラリア雇用統計が堅調な結果に(月間労働時間は前月比で低下)

【相場分析】

金利

米国債金利は、10年と2年がともに下落。
新規失業保険申請件数の増加、継続受給者数の増加により、労働者の職探しが難しくなってきていることが示された。
FRBによる利上げ政策が労働市場の軟化に波及してきたデータを受け、利上げ政策の完了を織り込み金利は低下した。
先物市場では、来年7月までに2回の利下げを織り込んでいる。
ここ最近、FRBは急激な金利低下を「タカ派トーク」で牽制するスタンスが続いている。
今後も、要人発言で金利が上昇反発しつつ、実体経済の減速データを反映して徐々に下落トレンドを作っていくシナリオを想定している。

10年債金利チャート(日足)

株式

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