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【簿記2級】労務費とは・・・・

今回は「労務費」について書いていきます✍️✍️✍️❗️


✅労務費とは
✅報酬に種類
✅2種類の従業員
✅労務費の種類(直接労務費・間接労務費)


では1つずつ見ていきましょう。



✅労務費とは

労務費は"製品の製造のために工場で働く人にかかる費用"になります。

よく聞くのは賃金給料でしょうか。


✅報酬の種類

大きく4つにわけられます。

■基本給

労働の対価として支払う報酬です。


実際に勤務している職員により支払われる報酬の名前が変わります。

・基本級→工員(実際に製品の生産に携わる従業員)

・給料→工員以外の事務員


■手当

基本給に加えて支給される報酬です。たとえば、

・作業関係→残業手当、危険手当(勤務中の不慮の事故)など

・作業以外→通勤手当、住宅手当まど


■賞与

みなさん大好きボーナスのことです!


■その他

社会保険料の会社負担金額です。

これをまとめて法定福利費と言います。

たとえば、雇用保険、健康保険、厚生年金などが挙げられます。



✅2種類の従業員

従業員は「工員」と「職員・事務員」の2種類に分けられます。

■工員

製品の生産に携わる従業員です。さらに工員は2種類に分けられます。


①直接工→組立工や機械工などの製品の加工作業を行う工員です。直接工の行う作業を直接作業といいます。

②間接工→修繕工や清掃工などの製品の加工以外の間接的な作業を行う工員です。間接工の行う作業を間接作業と言います。


■職業・事務員

工場、本社の経理・事務などを行う職員のことを指します。

実際には従業員として製品の製造をしていない方ですね。

事務員、工場長、警備員などもこちらに含まれます。



✅労務費の種類(直接労務費・間接労務費)

労務費は以下の2種類に分けられます。

・直接労務費

製品1つにつき、いくらかかったかが正確にわかる費用のことです。

シンプルに言うと、実際に製品製造を行った工員のが製品製造を行った時間分の賃金です。

賃金給料が直接労務費に含まれます。


・間接労務費

製品1つにつき、いくらかかったかが正確にわからない費用です。

こちらは製造の生産に直接関わらない全ての消費賃金のことを指します。

退職給付費用や従業員賞与手当、法定福利費がこちらに含まれます。

ちなみに直接工が間接作業を行うこともあります。



最後に

労務費の難しいところは、

給与計算期間」と「原価計算期間」のズレが生じる

ことです❗️


給与計算期間とは文字通り、1ヶ月あたりの従業員の賃金、給料です。

給料が毎月25日支払いであれば、4/26〜5/25の期間が5月分の給料になります。


対して、原価計算期間は、1ヶ月あたりの原価を集計する期間になります。

例えば、5月の原価を計算する時期は、「5/1〜5/31」のように区切られます。



つまり!!

給与計算期間→「4/26〜5/25」
原価計算期間→「5/1〜5/31」

となり、前後で誤差が生じます❗️



原価計算をする際には、原価計算期間に合わせる必要があるので、

不足している「5/26〜5/31」の期間の原価を給与計算期間から差し引いて、割り振る必要があります。


ここに関しては、公認会計士Youtuberたぬ吉さんの動画を参照いただければとてもわかりやすいです👇

ぜひご参考ください✨✨✨







合わせて知って欲しい

先ほどご紹介した公認会計士Youtuberたぬ吉さんのYouTubeでは簿記2・3級の具体的な解説が、各分野ごとにアップされています。


正直、本当に勉強になります


実際、ぼくは簿記3級の試験をたぬ吉さんの動画を見ながら2週間の勉強で合格することができました


今も簿記2級の勉強をたぬ吉さんの動画を見ながら勉強し、ここにアウトプットしています!


ここまで見ていただいたあなたはラッキーです!

ぜひ見てみてください。


またその際にテキストはこちらのものを使うと内容にそって書かれているので、とてもわかりやすいです❗️👇




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