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この際、精いっぱい夢を追う事にしました!

著者: 六甲もこ

9月ですね。いよいよ今年も大詰め(ってまだ3ヵ月以上あるか)、皆様お元気でしょうか?

私はなんだかここにきて人生の転換期に差し掛かって来ているようです。

と言うのも最近自分的には大きな出来事がありまして、50半ばにしてやっと今後の指針が定まったように思うのです。

身体に違和感、病院へ

話は今年の6月に遡ります。とても仕事が忙しい日、やっとの事で〆切に間に合わせ、ホッと立ち上がったところ、身体に違和感を覚えました。

普段なら、しばらくしたら治るだろうと放って置くのですが、今回は本能的に見過ごしてはならない気がしたのです。

私はほとんど病院に行く事がありません。しょっちゅう病院に行く家族を尻目に健康自慢を繰り広げていたのです。だから、今回、主治医の先生を訪ねるのには勇気が要りました。5年振りだったので。

あれこれ検査した後、紹介状を出してもらい、専門医の先生を訪ねる事になりました。

検査しないと何とも言えないのはわかっているものの、ついつい検索してしまい…、どうやら最悪の場合かなり重篤なケースもあり得るという事を知り、地の底へ落ち込んだようなドヨーンとした気分になっていました。

専門医の先生を訪ね検査を。長時間診てもらいましたが、どうやらさらに検査が必要なようです。日を改めて別の病院へ。最新の機械でじっくりと調べてもらうことに。

検査の担当は優しい先生方でしたが、気持ちは落ち込みっぱなしです。検査中の会話に耳をそば立てていると、「腫瘍」と言う言葉が聞こえてきたではありませんか。

検査が終わり、這々の体で帰宅。数日で結果が出るとの事でしたので、仕事に集中しつつ粛々と過ごす事にしました。夫と義母には心配をかけたくなかったので、詳細は語らなかったものの、自分の中で抱え込むのはなかなか精神的に堪えました。

結果が出たは良いけれど

さて、数日後、病院から検査のレポートが届きました。結果は「陰性」。良かった〜、と。このブログを一緒に書いている皆さんに報告し、やっとゆっくり眠ることができました。

が、そう上手くはいかないのが人生と言うもの。

数日後、専門医の先生から連絡があり、「検査結果は陰性だったものの、エコーでも見ずらい場所にポリープが2個あり、それが悪性かどうか検査が必要。ポリープを取ります」と。

喜びは束の間、再びブルーな気分に逆戻りです。アポの日まで少し時間があったのですが、その間、もしもの場合に備えて身辺整理を…と思うものの何も手につかず、それでも毎日仕事に行きつつ、何とも宙ぶらりんな気分で過ごしたのでした。

自分のポリープに対面し

当日、再び病院へ。プチっと取ってもらったポリープをチラッと見せてもらいましたが、それを見た途端、なんだか不思議な感情がフツフツと湧いてきたのです。培養液の中にちんまりと並んだポリープがとても可愛らしく見え、これなら「大丈夫だ」と言う妙な確信が持てたのです。

そのせいか、今回は落ち着いて結果を待つ事ができ、バイオプシーの結果は「陰性」。ついに1ヵ月以上ものブルーな日々が終わりました。

世の中には病気と戦っている人々、大切な人の介護をに携わっている人々がたくさんおられる中、この程度であれこれ言って本当に甘えているし、申し訳なく思うばかりですが、病院嫌いで無頓着な自分にとって、今回は良い気付きの機会となりました。

お医者さんをはじめ、医療従事者の方々に心から感謝すると共に、家族や友人のありがたさ、あたたかさを実感しました。

何があるかわからないからこそ

そして、何よりも強く思ったのは、「人生何があるかわからない」から、これからの日々を「精いっぱい過ごさねば!」という事。

この年でこんな青い事を言うのもナンですが、この際、精いっぱい夢を追う事にします。今までは抑制してきたあるプロジェクトに着手する事にします。

まだ何も形になっていませんが、だんだんこのプロジェクトが形を成してきたら、皆様にぜひシェアできればと思っています。頑張ろうっと!

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