こんな格好で働いてます
著者: 六甲茂子(ロコモコ)
アロハ! ロコモコです。今回は自分の経験を中心に、ハワイのオフィスでの服装についてレポートしてみたいと思います。
業界によって服装は様々
今はリモート勤務が主で、週に一度しか出勤していない私ですが、パンデミック前は毎日、ホノルルのオフィス街、ダウンタウンに通っていました。
私が勤務するのは中規模の法律事務所。弁護士、パラリーガル、リーガルアシスタント、メッセンジャーなど、色々な職位がありますが、おしなべてカタブツ系でございます。
したがって服装も保守的。男性はアロハシャツにパンツ(ジーンズ以外)。女性は綺麗めのブラウスやニットに黒っぽいパンツやスカート、ワンピースなど。足元はローヒールかフラット。ハワイと言えどもビーチサンダルやスニーカーはダメなのです。
しかしベテラン弁護士さんとなると、「なんでもあり」ですね。実力が全てと言う感じです。
以前は新聞社とマーケティング会社のメディア部門でそれぞれ働いていたのですが、どちらも今とはずいぶん違う方向性でした。
新聞社では、動きやすさ重視。カジュアルな格好で首から大きなカメラを下げて、足元はすぐ走れるようにスニーカー。TシャツもOK。
ただ取材によってはきちんとした服装が求められるため、その時はかぶるだけの無難なワンピを。
マーケティング会社は全く逆で、クライアントの意向に沿った服装が求められ、イベントのためにクライアントのアイテムを購入して身につけたり、色々と規定もありました。
足元もヒールを履く事が多く、パーティーへの参加も多く、全体的にとても華やか。楽しかったのですが、中年になってくると、ちょっとしんどかったですね。若さやゴージャス感が求められているようで。
カジュアルも華やかも良かったけれど、結局のところ、今のカタブツ系がいちばん自分に合っているようです。
業種によっては制服があるところも。実は私の会社にも、金曜日にだけ着用可のポロシャツの制服があるのです。ポロシャツの左胸に社名が刺繍してあるだけのシンプルなものですが、老若男女問わず結構着用率が高いです。
ビジネスパーソン御用達、アロハシャツ
先程、カタブツ系の会社なのでアロハシャツ…と書いたのですが、違和感を感じた方もおられるのではないでしょうか?
日本でアロハシャツと言えば、短パン&Tシャツの上に前を開けて羽織り、足元はビーサンかクロックス… みたいな、日曜日のお父さん、又はハワイ好き系おしゃれ男子がハットを合わせて… みたいなイメージが先行しているものと思われます。
日本からハワイに来られる旅行者の方も、おしなべてこんな感じ。ワイキキならば、もちろんこれでOKです。
しか〜し! ハワイでのアロハシャツの立ち位置は上記とは全く異なるのです。
ハワイでアロハシャツと言うと、ほぼビジネス着を意味します。コットン素材にボタンダウンか開衿タイプ。若者はスリムなシルエット。おじさま(「おっさん」にあらず。)や、ポッチャリさんは背中にタックがあるものを。皆様、自分によく似合うアロハを着ておられます。
ボトムはビジネス用パンツ。きっちりとタックインするのが主流です。ボタンもちゃんと留めてね。(上の写真に小さく写っているおじさま参照。)
また素材(シルクなど)やパターンによって、アロハシャツは正装となり得ます。イベントや式典などでは、そのような華やかなアロハにレイを身につけた人々が集います。とてもゴージャスで素敵なのです。
というわけで、日曜日のお父さん的アロハシャツの着こなしは、ちょっぴり地元感覚とは違うな〜。一目で観光客とわかっちゃいます。
例えて言うと、外国の方が着物を独自の着付けで着るようなものですね。でも、それはそれで、新鮮で良いかも知れません。
リモート勤務でカジュアル化
パンデミック後はリモートで働く事が多くなり、また出勤日でもジーンズ等でOKとなったので、本当にラクになりました。
出勤中は常にマスク着用が義務付けられているため、メイクも最小限。楽しみと言えばマスクの色を服装に合わせるぐらいです。
オフィスでは、マスクに留めるチェーンが流行っていて、手作りする人も多いです。クリスマスプレゼントとしても大活躍。
あとやっぱりハワイだからか、それぞれマスクの色は華やか。アロハ柄も人気です。
時々ビデオ会議があるのですが、最初は上半身だけ着替えてました。でも最近は皆、顔写真を壁紙に設定して、画面にすら登場することもなくなったので、ずっと部屋着でも問題なし。心なしか顔に緊張感が無くなってきたようで、反省しております
なんだか長くなってしまいましたね。まだまだ語りたい事はあるのですが、とりあえず今回はこの辺で。
また来週お会いしましょう♪
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