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感染者の窓

何故か分からないが、ミキオにメールが届いて居た。
携帯を開くと、ユキトからで「お前が学校に来ると病原菌が移るから、来なくても良いし、来ても良い」というメールだった。
ミキオが「お前、ろくにコロナになった事がないくせに悪口を言うな」とユキトに対して怒りの炎が燃え盛って居た。
感染したからと言って、病原菌が移るとか言われると傷つくものがあるなとミキオは、ユキトのメールを見て思っていた。
スプレーは、毎日かけるし、感染しないように家族に対して気遣いも出来ているのに、酷い言われようだともユキトに対して怒りを覚えていた。
ミキオは「ふん、そっちがその気なら、もう、お前とは口聞かないよ」とユキトに対して、怒りのメールを送った。
その後、ミキオは症状にもあった、熱もだんだん下がり、お風呂が入れるようになったが、まだ、咳は止まらない。
医者にもう一度行こうとして、ミキオは、幼馴染のユウダイに会った。
ユウダイが「ミキオ、久しぶりだな。ゴホゴホ。元気にしていたか?」と咳をしながら、同じく医者に通っていた。
ミキオが「ありがとう。ユウダイ。あの時とは全然変わらず優しいな」とユウダイに対して優しく笑顔で迎えた。
ミキオが「やっぱり、コロナは辛いよな?あれから、ユウダイもコロナはどうだい?」と心配し、声を掛けた。
ユウダイが「うん、俺も、まだコロナで辛いよ。咳は出るし、声は出ないし、この通り鼻も詰まるし、ただ注射していたからあまり酷くならずに済んだよ」とミキオに笑顔を見せた。

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