君との約束

ユヅキは、外に居てタバコを吸っていた。
「ふぅ〜〜」と長くため息を吐いた。
なのかは、「ね？ユヅキ。あんたまた太った？」と声を掛けた。
ユヅキが「ふぇ？私？そんなに太ってない様に思うんだけどな」と驚いて自分の体型を鏡で見て居た。
なのかは「知らないよ。また太って、人間ドックに引っかかっても」と口酸っぱく注意をした。
妹のなのかは、痩せて居てスラッとしている。
なのかは、いつも男性から異性として魅力的で女性から女神の様に輝いて見えた。
ユヅキは「私も、なのかみたいに痩せたいな」と心の何処かで思っていた。
ユヅキが「なのかは、どうやって痩せているの？」となのかに尋ねて居た。
なのかは「間食はしない、なるべく無駄に食べたりしない事、適度に運動をする事だよ」と的確にアドバイスをしていた。
ユヅキが「まさか…。そんなに辛い事をやるの？」と死ぬ程辛そうな顔をしてこちらを見つめて居た。
なのかは、「それができなゃ、一生デブるしかないな」と横目でユヅキを睨んでいた。