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育児で一番大切なのは "親の余裕"

こんにちは。発達マップです。

今回は、育児で大切なもの(親の余裕)について、お話をしたいと思います。

育児をする上で、親の心身の健康はとても大事ですよね。

特に発達障害の子を育てる育児には、

・理解されない孤独感
・周囲の批判、育児否定
・子どもの他害や癇癪の対応
・これからの生活、子どもの将来の不安

など、親には、数え切れない程の負担がかかってきます。

発達障害の子には、特に家族の理解が必要です。子どもの過ごしやすさを作る為には、親の理解・適切な関わりが大切になります。

ただその為には、親の心身のゆとりがないと、子どもに合った関わりするのは難しいです。

そこで今回は、親の心身の余裕を作る為の1つの考え方・方法のお話ができればと思っています。

ステップ①:親の「ストレス発散できるもの」を書き出す

親御さんのストレス発散になってるものを、箇条書きしていきます。

「この時間は、リフレッシュになってる!」というものです。

例えば、下のようなイメージになります。

・読書をする
・友人に会う
・晩酌をする
・甘いものを食べる

楽しい時間をたくさん書き出してみましょう。

ステップ②:親の「ストレスになってるもの」を書き出す

親御さんのストレスになってるものを、箇条書きしていきます。

「これは、ストレス!」というものです。

例えば、下のようなイメージです。

・子どもを起こすこと
・子どもの宿題を見る
・夕食の準備
・土日ずっと子どもと一緒

数え切れないぐらいあるかもしれませんが…10個以下で出せると良いと思います。

ステップ③:①②で書き出したのを数字をつける&選ぶ

①②で書き出したものに、数字をつけていきます。

全体を100%としたとき、下の項目が全体の何%を占めてるのかを書き出します。

例えば、先ほどの例ですと…

・読書する(25%)
・友人に会う(50%)
・晩酌をする(10%)
・甘いものを食べる(15%)

全部足して100%になるようにします。

この中で「占める割合が高い+実現可能」な項目を選んでいきます。

ここでいうと、占める割合が最も高い50%の「友人に会う」が最初の候補になります。

さらに、月に数回でも友人に会う時間が作れるという場合は「友人に会う」時間を増やしていこう、という進め方になります。

もし「友人に会う」が現実的でない場合は、次に割合の高い25%の読書が、現実的にできないか…を検討していきます。

何が一番ストレス発散できて、その中で何が現実的にできるのか?を整理し選んでいきます。

✍家族間ですり合わせしたい

「これ取り入れてみたい!」と思っても、家族の協力が必要なものもあると思います。

なかなか難しいかもしませんが、理想は家族間で共通認識を持つことです。

家族間での話し合いが難しい場合は、第3者(専門家)に入ってもらうのも1つです。

話をまとめてもらったり、客観的になぜ必要なのかを説明してもらえ、家族の納得値が作りやすい為です。

実際に私も、最初はお母様から相談を受けてましたが、

途中からお父様にも参加いただき、お話をする中で、家族間で折り合いがつくようにサポートをする場合もあります。

実際にお母様の負担を軽くする必要性を、お父様も理解して下さり、協力して下さる様になりました。

ご家庭にもよりますが、第3者が入ることで、状況が進展することはあります。

⚠「選べるものがない」時もある

なかには、生活の状況として、どれも選べない方もいると思います。

「どれも現実的にはできない」という方は、お子さんに同じことをするのも1つです。

子どものストレス発散の時間を増やすか、ストレス自体を減らしていく…

子どもの余裕ができることで、親御さんの余裕に繋げることもできます。

結果として、お子さん・親御さんが過ごしやすくなることが大事ですので、ご家庭の状況に合わせて、変えられると良いです。

まとめ

今回の内容のまとめになります。

✅育児の土台は、親の心身の余裕
・発達障害の子の育児は負担が大きい
・孤独感、無理解、否定など傷つきやすい
・癇癪や他害などの対応で疲弊しやすい
・親の適切な関わりは重要
・その為に親の余裕の作る必要がある

✅親の心身の余裕を作る方法
・①親のストレス発散を書き出す
・②親のストレスを書き出す
・③ ①②で書き出したものを数字をつける
・④ ③から取り入れられそうなものを選ぶ

✅家族間の共通認識が大事
・家族の理解/協力が必要な場合がある
・第3者を入れて相談するのも1つ

以上になります。

親御さんの負担が軽くなること、お子さんご家族の過ごしやすさに繋がれば幸いです。

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