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【WARNING!】療育業界に未来を感じている人は読んではいけません!療育業界がオワコンな理由【voicy&stand.fm 放送内容の深堀り】

Voicyとstand.fmで同時配信しています。

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Voicyの放送にいただいたコメントをご紹介しながら、療育論についてお話ししました。

さて、ここから少し深堀りをしたいと思います。

根性論の療育がまかり通るので、療育業界はオワコンです。

私、にしむらたけしが最も嫌いなのは、療育における「根性論」(精神論)です。

療育に限らず、「頑張ってもできないこと」「そもそもムリなこと」はあります。

それを認めるのではなく「やる気がない」「やればできる」という療育は、本当に多いです。

「できないのは、この子の頑張りが足りないからです!」

そう言っておけば、支援者としては楽です。

全部子どものせいにしておけばいいからです。


やる気がないからできない、というセリフは、誰でも言えます。

そのへんのおっちゃんを連れてきても、その程度のことは言います。


支援者として、給料をもらっていいのでしょうか?これで、プロと言えるのでしょうか?

全て子どものせいにして、給料もらえるなんて、どんだけ~!!

療育支援者という仕事は、チョロいもんなのです。


あと、保護者のせいにする支援者もいます。

「あのお母さんは、分かってないわ!」「あれだと、将来困るわ」

どの口が言ってるねん!

そんな人には言ってやりたい。

「あんたに担当してもらったら、その子、将来困るわ!」

子どもや保護者の悪口を言って、給料もらえれば、そらよろしいな。


そうそう。
自分の勤める事業所や会社のことをボロクソいう支援者もいますね。

バレていないと思っていっているようで、全部バレているのに。

社会人としての質が、低すぎる!

オワコンです。


閑話休題。

儲かりゃいい!で参入する事業所が後を絶たないので、療育業界はオワコンです。

ところで、療育では(児童発達支援事業所では)、1回の療育におよそ1万円のお金が動いています。

保護者の方が全額支払うものではないですが、国や自治体から9割が支払われます(無償化対象の年齢のお子さんは、10割)。

できないことを子どものせいにして、1万円を貰えれば、そりゃあ療育事業ってチョロいもんです。

だから、未だ「療育事業所は儲かります!」という大手コンサルティング会社の広告を盲信して、「じゃあ、ちょっと療育事業にでも参入しようかな」と言う形で参入する事業者が後を絶たないわけです。


儲かりゃいいので、根拠とか、効果とか、どうでもいい。

儲かればいいので、質とか上げる必要はない。

儲かればいいので、出店数を自慢する。

1000店舗達成しました!と。

事業所の数が多いということは、その分質の担保ができない、つまり低品質化するということなのです。

なぜなら、療育はどうしても一人ひとりに合わせたやり方をしないといけない事業だからです。

完全仕組み化は難しい業種なのです。

1000もある事業所すべてを高品質にするなんて、絶対にムリです。

出店数を自慢している=質が低いと自らバラしているようなものです。


売上規模を自慢するのも眉唾です。

今期決算は、◯◯億を達成しました!と。

売上額は大きくても、経費(損金)が大きければ意味がないのですが、これもまやかしです。だから、利益額を言わないのです。

「たくさん事業所を運営しているところ=療育の質が高い」と信じている保護者の方も一定数おられますので、そこをカモればいいという戦略です。

こんなやり方をしていると、高品質な療育(一人ひとりのお子さんに合わせた療育、そしてスタッフの質を高めること)は難しいのです。

なので、できないことを子どもの努力不足のせいにしておくということになります。


このように、療育業界は、チョロいもんです。

そして、そんな形で参入できる行政の仕組みですから、療育の質はいつまでも上がりません。


本当にお子さんと保護者の方のことを考え、真面目に療育に向き合う事業所さんが尊重されないので、療育業界はオワコンです。

でも、真面目に療育に向き合っている事業所さんも多くあるのです。

弊所では、療育事業所設立コンサルティングや、療育事業所のスタッフ様へのサポート事業を実施していますが、どの事業所さんも「いかに療育の質を上げるか」をテーマに、皆さん努力されています。

真面目にお子さんと保護者の方に向き合う事業所さんと、儲かったらそれでいいという事業所さんが、同じ利用料であることが、そもそもおかしな仕組みなのです。


「質の高さを評価できる仕組み」「質の高さを定量化できる仕組み」がないと、療育は今後さらにオワコン業界になっていくと危惧しています。

療育業界の異端児として発信を続けます。

その中で、私たちができることは、「正しい情報を発信し、保護者の方に事業所を見極める力(真贋を見極める力)をつけてもらうこと」だと思っています。

そのため、Voicyやstand.fm、YouTube、弊所ブログなどを通して、情報発信を続けています。

微力なので、療育業界のオワコン化を食い止めることはできないでしょう。

けれど、一人でも根性論の療育に人生を振り回されないようになればいいなと思っています。


これからも、嫌われることを恐れることなく、療育業界の異端児であり続けたいと思います。

少なくとも、私たちの事業所を信頼して通ってくださっている方々には、高品質な療育と最高のホスピタリティを提供したいと思っています。

お子さんが「生きるって楽しい!」と思ってもらえるために。

保護者の方が「子育てって、面白い!」と思ってもらえるために。


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