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ドトール全粒粉サンド大豆ミート!プラントベースが街で増加中⇒感想&栄養価♪

プラントベースのバーガーが売り出された!
⇒普通の店で気軽に食べられる時代になりつつあるって嬉しい!
と思い、早速、食べてみました!

1個360円!💴
リーズナブル!?
と思いましたが、実物を見たら小さめなので、やや割高感を感じる人も多いかもしれませんね。でも、こんもり丸いフォルムが可愛いです💖

上の写真では、ずらして中を見せていますが、本当はきっちり重なった美しい状態で出していただきました!
          ↓ 🍔 ↓ ↓ 🍔 ↓ ↓ 🍔 ↓

こんもりしたパンが可愛い


★味の感想


和風テイストでした!
きんぴらの味に合わせた甘じょっぱい味になっているパテが特徴ですね。全体としても甘い味が強いです。
加工品や市販される調味料の多くに糖分が足されている現在……。一般受けする為に甘く仕上げたということでしょうか。私にはちょっと甘すぎると感じたのですが、どうでしょう?
豆乳柚子胡椒ソースは、マヨネーズがチョイピリ辛くらいで、そんなに柚子の香りも豆乳の風味もは前面に来ない感じ?! 

「全粒粉サンド 大豆ミート~柚子胡椒豆乳ソース~」🍔
という名前が正式名称のようですから、とにかく和風がコンセプトなんですね。照り焼きの味をベースに開発されたように感じます~。

卵や乳製品は使用したと説明があり、ヴィーガンではなくベジタリアン向きの商品。
だったら、五葷(ごくん):精をつけるとされる野菜類も行けるので、にんにくやネギをもっと使ってほしかったな~。
と個人的に思ったが、ランチに食べる人は匂いが気になるかもしれないので、これで良いのでしょう。


★栄養価(HPより抜粋)

大豆原料のパテですが、全体として脂質が多めです。

◆エネルギー:303kcal
梅干しや昆布のおにぎり2個分くらい。その分の食べ応えがあるかどうかは、微妙です。
名称にもあるように、全粒粉を入れたパンを使用していますが、ふかふかです。日本のパンはほとんど食べ応えの無いやわらかいパンばかりです。私の好みは、もう少し食べごたえのある食感のパン。でも、バーガー用のバンズならやわらかい方が良いと思って作ったのかもしれません。
真っ白いパンよりやや栄養価が高いかな~という程度の全粒粉の使用量に感じました。全粒粉パンが好きな人がこのサンドを頼んだ場合、ちょっと物足りなく思うのではないかしら?と思います。少なくとも私はそう感じますが、どうでしょう??

◆たんぱく質:11.1g
1食で食べたい量のたんぱく質にはやや足りないですねえ。
体重60kgの人なら1日に60g程度欲しいので、1食20gを目安にしたいところです。(体重1kg当たり1gと考えればじゅうぶんです)

◆脂質:11.8g
1g9kcalなので、計算するとエネルギーの35%が脂質由来です。
⇒これは、多い!!
30%を超えてはいけません。
もちろん、1日の中で調整すればいいので、1食だけ少々オーバーしても一応大丈夫です。私はこれをランチに食べたので、朝食と夕食に脂質控えめにしたらよいということ!抑えたので大丈夫でしたが、でも……です。
ファストフードでバーガー+フライドポテト+ジュースというセットを頼むと、50%以上の脂質エネルギー比になることも珍しくありません。普通のハンバーガー:肉のパテのバーガーとポテトセットよりはマシですが、やはりちょっとこの脂質量は気になります。
脂質の質も余計に気になります。多分、n‐6系脂肪酸が多いと想像できます。プラントベースだからといっても加工品です。加工度の高い食品を食べる頻度を増やすと、菜食でも肉食でもヘルシーさとは離れます。加工食品の過食で病気のリスクを上げるのは、何でも同じですね。

炭水化物: 38.1g
大人の1食分にはちょっと足りないですね。303kcalでは1食としては少なすぎるので、当然の結果です。このバーガー1個では腹5分目といった食後感で次の仕事に向かいました。何か追加して食べたいメニューも無かったので、こういう時は朝夕で調整あるのみですね。

食塩:1.92g
大人の食塩摂取の目標量は、男性7.5g、女性6.5gです。1食分がこの量で済めば少な目で良いですね。

★プラントベースのチョイス増を期待

気軽に行ける一般的な店にプラントベースのチョイスが増えることは、とても嬉しいです。
そう思うので、見つけたら食べるようにしています。
その店やメニューが存続できるように自分のお金を使ってサポートしたいからです。
(↓その考え方は以下の記事で)

モスのグリーンバーガーは、580円だったので、ドトールの方がお安いです。五葷も使っていない徹底ぶりだったのがモスの商品です。コンセプトやターゲット層が違うんですね。

グリーンバーガーの栄養価(モスバーガー)
エネルギー:299kcal
タンパク質:11.9g
脂質:9.9g
炭水化物:41g
食塩相当量:2g

ドトールのバーガーと比較すると脂質がやや少なく、その分、エネルギーもほんの少し低いです。でも、ポテトのセットを頼んだら、完全に脂質オーバーになることは間違いなしでしょう。

どちらが好みか、別れると思います。
私はどちらが好きかと聞かれたら、、、答えるのが難しい。もう一度、どちらが食べたいかと聞かれても、、、やはり答えるのが難しい💦

   🍔  🌈  🍔  🌈  🍔

どんなプラントベースのバーガーが理想❓
👉これを機にじっくり考えてみました。

 以前、フレッシュネスバーガーでもプラントベースのバーガーが出て喜んだのもつかの間、1回食べただけでもうメニュー廃止に。日本ではまだ存続するのが難しいんだと思います。

ベジタリアン人口は日本では少ない。そして、フレキシタリアンですら、少ないのが現実です。ターゲット層が、本家菜食者だけでは採算が取れないはず。

一般の人の中で、プラントベースバーガーをわざわざ選ぶ人は、健康や環境問題、エシカルな理由からでしょう。

今回、ドトールの商品の栄養価を見ると、健康的と考えるのは、やや難しいという結果になっています。飽和脂肪酸たっぷりの肉のパテよりはマシです。でも、残念ながら優れた栄養価の商品でしたという報告は出来ません。

SDGsが取り上げられるようになって、流行に乗って食べてみる人がいるかもしれませんよね。その人たちだけがターゲット客層だと、廃版になるのは時間の問題かもしれません。


ノンベジの人も、私のように肉を食べない人も楽しめるバーガーは一体どんなものでしょう❓

商品開発の人は、ターゲット層を狭くし過ぎないように考えながら開発していることと思います。
この記事が、「現在、プラントベース食開発中の人に届きますように!!」という願いを込めて正直に私の希望を書いてみます。

栄養学を愛し、環境問題を真剣に考え、かつ味にもうるさい人がどういう商品を望んでいるのかという話です。環境問題やエシカルなことを理由に、食べるものをガラリ変えるようなタイプの人が何を望むかという話です。

<ベジタリアン用バーガーに私が望むこと>

◆パンは全粒粉30%以上(その他の雑穀を混ぜ込むのも嬉しい)で脂質はオリーブ油を少量使用するだけに。ショートニングやファットスプレッドは一切使わないでほしい。大量の膨張剤を使って変にふかふかに膨らませないでほしい。国産小麦を使って地産地消を進める取り組みをしていると嬉しい。有機栽培の小麦は、外食では期待しないので、国産だけこだわってほしい。
◆パテは大豆中心の原材料で、ニンニク、ネギを使うが卵は使わず、爽やか系ハーブとスパイスを利かせて欲しい。油脂を入れ込む量は控えめに、脂質の種類にも気を使ってほしい。大豆は国産を使ってもらうと嬉しい。
◆レタス、自家製ピクルス、オリーブ、トマト、ケチャップ、マスタードなどを組み合わせて挟んでほしい(できればその場でチョイスしたい)
◆チーズは、普通のチーズとソイチーズから選べると嬉しい
◆マヨネーズは最低限の量にしてほしい
◆マーガリンは使わないでほしい(バターもいらない)
◆長期保存のための添加物などは使わないで、冷凍保存。その場で最終調理するスタイルにしてほしい
◆焼く時の鉄板は、肉を焼いた直後に掃除せず焼くのはやめてほしい
◆鉄板は小まめに掃除して、焼く時の油を酸化させないでほしい。酸化した油の匂いに気づくと食べ続けるのが苦しいのです。
◆サイドメニュー無しでも、大人が腹7分目程度になる大きさにしてほしい。
           以上!!

👉なんて、わがままな!!!(←と自分でも思った💦)

 「1個で1000円になってもいいんですね????払うんですね?こんなんで商売できると思うんですか??」
 と開発担当者に言われてしまうことでしょう……。

👉ごめんなさい"(-""-)"
「自分の食べたい究極プラントベースバーガーは、自分で作って食べることにします。外食は、家の食事とはそもそも違うんでした!
 外食したい時は、そんなにわがまま言わず、美味しく何でもいただきます。だから、いろいろなお店でプラントベース食メニューを導入してくださいませ~~~♬見つけたら、金額が少々高くても必ず食べてみますから~!」

食べ比べした感想をお持ちの方は是非聞かせてくださいませ。

読んでいただいてありがとうございます💛
プラントベース食がどんどん一般的になりますように💗

はつみ|管理栄養士|プラントベース食の栄養と料理|@ベジ広間の縁側

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