シェア
中村慎太郎 西葛西出版のひと
2019年1月28日 16:45
その男は、しゃがみ込んでいた。打ちひしがれていたわけではない。絶望しているわけでもなかった。男は、人差し指を地面につけて、軽くなぞる。人差し指を口につけて、ペロリと舐める。小さく頷いて、少し微笑んだ。今日の塩もいいぞ。男は立ち上がって、少し微笑んだまま空を見上げた。その笑顔はまるでモナリザのような、あるいは、法隆寺の百済観音像のような、慈悲深いものであった。塩作
2019年1月24日 16:53
塩を作る。海水を乾燥させるだけというイメージもあるかもしれないが、決して簡単な仕事ではない。海水の塩分濃度はたったの3%しかなく、日本は雨が多いため、放置しておいても十分に乾燥させることが出来ない。そのため、純度の高い塩を作るためには、エネルギーを使って煮詰めていく必要がある。古くは藻塩焼きと言われる海藻を使った製塩技術が用いられていた。日本史の授業でも少し出てくるのだが、揚浜、入浜という製塩
2019年1月21日 13:43
日本代表が挑むアジアカップ。おいおい、大丈夫かよと思うような展開が続きながらもグループステージを無敗で通過し、ここからは負けた瞬間に敗退が決まるノックアウトステージに突入する。初戦はトルクメニスタン。下馬評通りなら楽勝だったはずが、蓋を開けてみると大苦戦。後半に入って、引いて守る相手の崩し方を見つけ、ゴール前で質の高さを見せつけて勝利。次の試合との合間にこんな記事を書いた。森保監督
2019年1月17日 13:19
トルクメニスタン戦、オマーン戦を経て思ったこと。森保監督のサッカーってつまらないんじゃないか?そして、森保監督は面白いかつまらないかで言うと、間違いなくつまらない部類に入る監督なのだろう。この記事は、私が裏実況・解説をしているニコ生公式のチャンネルで話した内容に基づいて書いている。お相手はPerfumeの非公式熱愛家であり竹内由恵アナウンサーが画面に映ると解説をやめることで有名な戦術分