はとくも

雑記帳。「書くor 描く」練習帳。自由帳。 すきを詰め込む。

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最近の記事

長月せんぱいのこと

長月(仮名)先輩は職場の先輩だ。 私より10歳年上のおねえさんだ。 はなしは遡り6年前、異動先でご対面する。 「はとくもちゃん、わたしも今日から営業2課なのよー。よろしくね」 すてきな笑顔で緊張のわたしに声をかけてくれた。 当時、無鉄砲(今もだ!)だったわたしは入社以来初めて自分の希望を出した。 「異動したい」と。 特別業務に不満があった訳ではなかったが、長く勤めるならば他所の部署も経験するべきだと思ったのが主な理由だ。 積極的な性質ではないのだから自分自身が「やろう!」

    • 4月そこそこの天気の日曜日の朝に感じた事

       100点の快晴でなくともそこそこの天気が好きだ。 傘が要らなければ合格。 4月そこそこの天気の日曜日の朝に感じた事。  去年のこの時期は人生初の「緊急事態宣言」のもとにあった。 不要不急の外出、交流について『国』から自粛が『依頼(お願い)』された。 世界中を無尽蔵に飛び回るアクティブな性格ではないし、人との交流は最小サイズだから「ナントカ宣言」でも大した変化がなかった。 有難いことに仕事にもあぶれず健康を維持している。 去年の4月に感じた気持ちが改めて心に浮かんできたか

      • 8月31日

         昔から(正確には学生業に就いてから)8月31日が苦手だった。 何故か? 夏休みの課題が仕上がってないから。  「優等生ガリ勉タイプ」な外見印象をぶっちぎって私は本当に怠惰な性格だ。  勉強(学習)の打ち込む基準は「興味を持てるか」が最前列である。 表面の手触りの感触だけで物事の取捨選択を決断してきた。 少し、待って取り組むと素晴らしい新世界の幕が開く可能性があるのに、その「少し待つ、我慢する」の部分で最も退屈(苦痛)な時間をやり抜くことができないのだ。  その「退屈な時

        • 1Q94

           あれは小学6年生の夏休みで本格的な勉強も部活も始まっていない文字通り、人生最後の気楽な夏だった。  テレビでは半島の指導者が亡くなり号泣する国民や、鋭く削った鉛筆のような形のミサイルが戦車だかブルドーザーだかの大型車両に搭載されてカメラの前をゆっくりと走っていた。  算数が壊滅的にできない私は、母親が心配して小3からそろばん教室に通っていた。私一人では行き渋ることを見越してか、年子の兄を先回りして説き伏せ「お兄ちゃんも行くから、行きなさい」と言いくるめられてた。兄は理系で

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        • お酒資料
          3本

        記事

          取り留めのない気持ち/「名前を付けて保存」

           「名前を付けて保存」 作業を中断するとき、完了したとき、新規ファイルを事後に呼び出すときに 目印に「名前を付けて保存」 取り留めのない気持ちに心が包まれているとき 彼らの手を借りる 僕、私、鼠、ジェイ、ワタナベ、レイコさん 今日は田村カフカくんと大島さん 「いつでも話せるから」 「いつでも行けるから」 「いつでも」にふせんつけて「Enter」を見送る いつもの要領で そのうち「いつでも生きれるから」の順番が巡ってくるのだろうか 取り留めのない気持ちの切れ端に今日も腕

          取り留めのない気持ち/「名前を付けて保存」

          はじめましての記事

           緊張するなぁ…。 これがはじめての記事。 ツイッターよりもまとまった文章を書く。描く。綴る。 ま、気楽にやりましょう。 素直な気持ちを自由にシンプルに。 きみに会いたくなる。 はっきりと想います。 雨が上がって、ぽっかり青空が見えてきたから ひとりで大丈夫って信じてやってきたけれども、気になるよ。 きみのことが。 どうしたもんかね。 行き場をなくして持て余す。 時間が経って薄れて消えるのか、モクモクと育つのか。 ただはっきりしたことは、 きみがすきってことさ。 単

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