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[四柱推命] 滴天髄 通神論8-4 地支 [和訳 現代語訳]

皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
前回のテーマは「地支」第3回。十二支の冲、刑、害、破についてだったわね。冲は重視すべき、刑害破は動く(影響が出る)場合と動かない場合がある、というのが原文、原注。任氏は、刑害破は不合理で取るに足りないものと、ばっさり爽快に扱き下ろしていたわね🤣私も割と同意見で、生剋関係と合冲があれば同程度の看命は可能だと考えている💖
詳しくは前回の記事をチェック✨

今回のテーマは「地支」第4回。早速見ていきましょう🏃‍♀️💨

⚠️原文として載せている『滴天髄闡微』には、命式例が数多く取り上げられておりますが、割愛させていただきます🙇‍♀️
⚠️和訳、現代語訳の正しさについては保証いたしません💦
⚠️押さえておきたいポイントに「💡」印を付しています。

✅原文

💡1 暗沖暗會尤為喜,彼沖我兮皆沖起。

🌸原注

💡2 如柱中無所缺之局,取多者暗沖暗會,沖起暗神,而來會合暗神,比明沖明會尤佳,子來沖午,寅與戌會午是也。
3 是日為我,提綱為彼;
4 提綱為我,年時為彼;
5 四柱為我,運途為彼;
6 運途為我,歲月為彼。
7 如我寅彼申,申能克寅,是彼沖我;
8 我子彼午,子能克午,是我沖彼。
9 皆為沖起。

🌸任氏

10 支中逢沖,固非美事,然八字缺陷者多,停勻者少。
11 木火旺,金水必乏矣;
12 金水旺,木火必乏矣。
💡13 若旺而有餘者沖去之,衰而不足者會助之為美。
14 如四柱無沖會之神,得歲運暗來沖會尤為喜也。
15 蓋有病得良劑以生也。
💡16 然沖有彼我之分,會有去來之理。
💡17 彼我者,不必分年時為彼,日月為我,亦不必分四柱為我,歲運為彼也,總之喜神是我,忌神為彼可也。
18 如喜神是午,逢子沖,是彼沖我,喜與寅戌會為吉;
19 喜神是子逢午沖,是我沖彼,忌寅與戌會為凶。
20 如喜神是子,有申得辰會而來之為吉;
21 喜神是亥,有未得卯會而去之則凶。
22 寧可我去沖彼,不可彼來沖我。
23 我去沖彼,謂之沖起;
24 彼來沖我,謂之不起。
25 水火之沖會如此,餘可類推。

✅和訳 現代語訳

💡1 暗冲や暗会(行運によって成立する冲や三局)は特に喜ぶべきである。彼が私を冲すれば、私はその冲により動き出す。

🌸原注

💡2 四柱の中に欠けた局がなければ、多くのものが暗冲や暗会を取り、冲により暗神(行運で巡ってくる干支)が起き上がり、暗神に会合することになる。明冲や明会よりも良いとされる。例えば、子が来て午を冲し、寅と戌が午に会し三合火局を成すのがそれである。
3 この日を私とし、提綱(月支)を彼とする場合がある。
4 逆に、提綱を私とし、年や時を彼とする場合もある。
5 また、四柱を私とし、運命を彼とする場合がある。
6 逆に、運命を私とし、歳月を彼とする場合もある。
7 例えば、私が寅で彼が申の場合、申は寅を剋することができるので、それは彼が私を冲していることになる。
8 私が子で彼が午の場合、子は午を剋することができるので、それは私が彼を冲していることになる。
9 これらはいずれも冲起となる。

🌸任氏

10 地支の中に冲があることは、確かに良いことではない。しかし、八字には欠陥が多く、均衡が取れている者は少ない。
11 木と火が旺盛な場合、金と水が必ず不足する。
12 金と水が旺盛な場合、木と火が必ず不足する。
💡13 旺盛であり余るものがあれば、冲によりそれを取り除き、衰えて不足しているものがあれば、会合によりそれを助けることが良いとされる。
14 四柱に冲や会合の神がなければ、歳運が暗に来て冲や会合を起こすことが特に喜ばしい。
15 これは病気に対して良薬を得て生きることに似ている。
💡16 しかし、冲には彼と私の区別があり、会合には去来の理がある。
💡17 彼と私について、必ずしも年や時が彼で、日や月が私と分けるとは限らない。また、必ずしも四柱が私で、歳運が彼と分けるとも限らない。総じて喜神が私で、忌神が彼とするのが良い。
18 例えば、喜神が午であり、子の冲に会う場合、それは彼が私を冲していることになる。この場合、喜神が寅戌と会合(三合火局)するのは吉である。
19 喜神が子であり、午の冲に会う場合、それは私が彼を冲していることになる。この場合、忌神が寅戌と会合するのは凶である。
20 喜神が子であり、申があり辰を得て会合して来ることは吉である。
21 喜神が亥であり、未があり卯を得て会合して行くことは凶である。
22 私が行き彼を冲することは良いが、彼が来て私を冲することは良くない。23 私が行き彼を冲することを「冲起」という。
24 彼が来て私を冲することを「不起」という。
25 水と火の冲や会合はこのような理屈であり、他のものも類推できる。

✅波濤ろく🌊の解釈

2 暗冲、暗会(行運によって成立する冲や三局)は明冲、明会(命式中に存する冲や三局)よりも良いみたい💖言い換えると、命式中に冲、会局、方局があるのはあまり良くないということ😩なぜなら、冲があれば、冲されている支は上手く働かなくなるし、会局、方局があれば、特定五行への気の偏りが著しくなるから。

13 五行の均衡が取れた命式というものは滅多に存在せず、その不均衡を調整するのが大運、歳運である⚖️旺盛な五行は冲剋しその気を削ぎ、衰弱している五行は三局を成すことでその気を強めてあげる。

16、18、19、23、24 冲には彼我の分があり、会合には去来の理がある。
🔸「彼我の分」とは、何を主体とし、何を客体とするかという話🧑‍🤝‍🧑四柱八字を「我」、行運を「彼」とするのが分かり易いけれど、任氏曰く、そういう解釈だけに限らないみたい。喜神を「我」、忌神を「彼」とするのが良いと述べているわ。
🔸「去来の理」とは、喜神、忌神の行き来(命式から行運への作用、行運から命式への作用)についての話🔄腑に落ちる解釈が難しいけれど、行くにせよ来るにせよ……

  • 喜神が忌神を冲剋したり(これを「冲起」という)、喜神が旺支で三局を成したり、忌神が生支または墓支で三局をなしたりするのは吉👼

  • 忌神が喜神を冲剋したり(これを「不起」という)、忌神が旺支で三局を成したり、喜神が生支または墓支で三局をなしたりするのは凶💀

こんな風に考えれば良いんじゃないかしら?👍

今回はここまで✨
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次回をお楽しみに、拜拜👋

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