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武術の学び方と師の影響!!
中国武術の練習に限らず、武術全般の練習では、師の動作や技を、真似するところからはじめます。
この最たるものが、套路(型)だと言えます。
套路(型)の練習理由
套路に関して言えば、現在の師より、遥かに以前の、先師の技術を継承していると言えます。
これを練習する事により、自分の師、さらに以前の先師の技術や技を、真似るという練習ができます。
極端な言い方をするならば、武術を学ぶとは、師の技術を自身の中にコピーする作業からはじめる、という事です。
実際に使うために、自身にあった形にカスタマイズするのは、自身の中にコピーが、ある程度できた後となります。
そうでなければ、その武術の戦闘法にならないためです。
弟子は師の鏡
逆に弟子は、師の影響を大きく受けます。
一般社会においても、上司と部下は、似た行動をとる場合が多いと思います。
仕事の運用や振る舞いが似る事は、多分にあります。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツは、若い頃、拳で机を叩くなどの、激しい論争を好む人だったそうです。
彼の部下達も、同じく激しい論争をかわす事が多かったそうです。
一部に、「部下は上司の鏡」だという人がいますが、武術にも言える事です。「弟子は師の鏡」だという事です。
最初の師による影響
私の経験上、弟子が、師の影響を強くうけるのは、1番はじめについた師の影響を受けやすいように思います。
もちろん、共有時間の問題が大きく関わってきますが、1番はじめについた師との、共有時間が長い傾向にあるのかもしれません。
また、弟子は、はじめて武術に触れるため、最初に学んだ師の技術や考え方が、基準となるためだと言えます。
はじめて武術を学んだ時の、印象の強さも関わっているかもしれません。
武術教師の責任
師が弟子に及ぼす影響は大きいと言えます。
これは、良い部分もありますが、師の悪い部分も受け継ぐ可能性があります。
ここまで論述してきたように、師と弟子は、互いに大きな影響を与えあいます。
特に、師から弟子への影響は強いと言えます。
そのため、教える側の責任は重いのだと思います。
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