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八極拳の「震脚」と「熊歩」!!李書文八極拳の「熊杭」

李書文八極拳には、「熊歩」という練習法があります。

この練習法には「熊杭」「熊蹲」「熊晃」「熊膀」「熊跨」「熊靠」の6種類があります。

この6種類の練習を総称して、「熊歩」と呼びます。


「震脚」と「熊歩」


この「熊歩」という練習法の最初に学ぶ形態は、一般的に「震脚」と呼ばれる歩法の練習です。

地面を踏み鳴らすように、足裏で地面を踏みしめます。

ちなみに、この「震脚」という動作は、地面を踏み鳴らし、音を出すことが目的ではありません。

重心を瞬間的に落とす事で、結果的に音が鳴るにすぎません。

また、「震脚」を行いながら打撃を打つ事で、威力を発生させる訳でもありません。


「熊杭」という本来の名称


この最初に学び、「震脚」をともなう「熊歩」の練習形態は、両足を揃えた状態で、片足づつ足裏を踏み鳴らすように練習します。

多くの場合、この練習を「熊歩」と呼びますが、厳密には、この形態の練習法は、「熊杭」と呼ばれる練習法です。


学生と正式弟子の違い


90年代では、一般的な学生(正式弟子でない生徒)には、この厳密には「熊杭」と呼ばれる練習法を、「熊歩」と呼ばれる練習法の一部のため、「熊歩」と教えていました。

一部の正式弟子を除いて、本来の名称や、他の5種の練習法は、教習されなかったようです。

つまり、この6種類の練習法を表す総称を、単一の練習法を示す名称だと、勘違いした練習生が多かったという事です。


八極拳の「熊」の勢法


この6種類の練習法を示す「熊歩」は、八極拳において重要な「熊」の勢法を練習するものです。

厳密に言うならば、「熊」の勢法の、身体的な技術を練習するものです。

つまり、「熊」の勢法の、一部を練習する為のものだと言えます。


「震脚」をともなう「熊杭」についての、具体的な練習方法については、下記リンク記事にて解説しています。よかったら、ご覧ください。






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