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深夜の震度5強に震える【2021/10/07】

帰宅して、ちょっと一息ついていたら、地震が起きた。最高は震度5強。首都圏では、あの東日本大震災以来だそうである。自宅はそこまでの震度ではなかったかもしれないが、私は震度2度以上でもう怖くなってしまうので、それはもう大変だった。

東日本大震災の際も首都圏に住んでいた家人は、しばらくすると、自宅のドアを開けに行った。揺れのために傾いて、ドアが開かなくなる事態に備えての行動らしい。

「大丈夫だ。だんだんおさまってくるよ。大震災のときはこんなもんじゃなかった」

私はただ、ダイニングテーブルの下で丸くなっていた。大震災のとき、私は中部地方にいたので、計画停電や街灯の節電など、直接的な影響を体感していない。その違いなのかな、と落ち着いた家人の行動を見て思った。

やはり、地震は怖い。防災用品を少しずつそろえてはいるけれど、備蓄食料は食べ尽くしてしまった。

スマホを見ると、会社から安否確認の連絡が入っていた。「本人無事」「自宅被害なし」…。項目を打ち込んでいく。あら、心配してくれるのねと思っていたら、「出社の可否」の項目も。そうだよね。それが一番聞きたいのだろうけれど。そうか。大地震が発生したら対応しなきゃいけないんだな。因果な仕事に就いたもんだ、とため息をつきながら返信をした。

*すてきな画像は、みんなのフォトギャラリーからomekantyou1さんの作品をお借りしました。ありがとうございました。

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