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2021/06/01 文月入りはエリンジウム

この日、文月入り。淡い青紫色と、人を寄せ付けないトゲトゲした形に惹かれて買った花は、エリンジウムと言う。和名は、松笠薊(マツカサアザミ)、瑠璃松笠(ルリマツカサ)。

食卓に一輪挿しを飾っている。前に買った芍薬は、つぼみが膨らみ、花びらのひだが少し広がったところで枯れてしまった。毎日欠かさず世話をしたんだけど。

どの花を買うかは、占いに少し似ている。自分では思いもしなかった花を選ぶ時がある。今回のエリンジウムもそう。どういう深層心理が働いたのだろう?

思い当たるといえば、アザミに似た人たちのこと。まるで「水」のように、自由で、無色透明で、つかみどころがない。長くつきあっていても、ミステリアスなところがある。

謎めいて見えるのは、「自分とは何者か」が把握できていないからではないか。内面に空虚を抱えている人が、外に求めていた「答え」を、自分の中に見いだしたとき、道は開けると思う。でも、それは自分自身で気づかなければ意味がない。

エリンジウムの花言葉は、「光を求める」「秘めた愛」。今、迷いの中にいる人たちに幸多かれと願っている。

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