【12月3日】クリスマス映画アドベントカレンダー

映画「ダイ・ハード」はクリスマス映画？
この時期、映画好きのあいだでよく議論されるトピックではないでしょうか。Netflixで今年から配信されているクリスマス映画「ラブ・ハード」でも、この話題に触れられています。

あらすじ

男運がまったくない記者のナタリー。出会い系アプリで理想の男性と出会い意気投合。クリスマスにサプライズで彼に会いに行きます。しかし実は彼はなりすましで…。

作品概要

本作を手がけたエルナン・ヒメネス監督は、コスタリカの映画監督・脚本家で、スタンダップコメディアンでもあります。同じくスタンダップコメディアンとして活躍するジミー・O・ヤンが、なりすましの男性役として出演。テレビドラマ「シリコンバレー」の英語が話せない中国人エンジニアでブレイクした俳優さんです。（実は英語はペラペラ）もう1人の主人公を演じるのは、大ヒットドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」でおなじみのニーナ・ドブレフ。

感想・見どころ

ラブコメ作品としてはいたって平均点ですが、白人で美人の主人公の相手役に、オタクなアジア人をもってくるのは斬新で面白い！ジミー・O・ヤンは個人的には大好きなコメディアンなものの、ニーナ・ドブレフの相手役としては正直「どうなの？」という先入観がありましたが、ストーリーが進むにつれて彼を応援したくなる…。一途で心の優しい男性役を演じるジミー・O・ヤンにとても好感が持てます。さすがコメディアン、喋りも表現力も絶妙！

予想どおりのストーリー展開とツッコミどころありな作品ですが、ラブコメ好きなそれなりに楽しめると思います。ぜひオタクな男性陣にも観ていただきたい作品でもあります。

ただ気になるのは、出会い系アプリの「なりすまし」をOKとしている本作の内容が、モラル的に誤解をよぶのでは？と懸念する声もあるとのこと。出会い系アプリをご利用の方は、本作がフィクションであることを念頭に、「なりすまし」にはくれぐれもお気をつけください。

原題：Love Hard
製作年：2021年
製作国：アメリカ
上映時間：106分
配信元：Netflix