『背景』という言葉に反省~受験者の言葉から~
23回の受験の勉強会も折り返し地点に突入してますが皆さんいかがでしょうか?
受験者のロープレ後、フィードバックをしながら『はっと』思いました
そうフィードバックで私がもしかしたら、『背景』を聴く事を言葉にしていたかもしれないと反省しました
『?』何がいけないのか?理解出来ていない人は、是非、記事をお読みください
『背景』と『情景』は大きく違う
そう、私がフィードバックするときに
『その場面の背景を丁寧に聴いて下さい』とフィードバックしてしまっていたからです
でも、『背景』ではなく『情景』ですよね~
反省
それは、ダメだよ~と思った人は、合格間違いなし!!です
『背景を聴く』と言う言葉が独り歩きしていたら危険だなぁ~と思い記事にしています
その時の受験者は幸い、誤解なく受け取ってくれていましたが・・・・
では、背景だとダメなのか?
背景という言葉には・・・・
何が言いたいか?というと・・・
背景と言う言葉は、一般的に、事柄ベースに受け取られる事が多いからです
背景を聴く事は、クライアントのバックボーンを聴く事になりその人を知る事になるので、良いのですが、それは
【来談時の目的から離れる可能性があります】
ですので
来談目的から離れて、その人の
『職業』
『仕事内容』
などの事柄は、来談目的から離れますので、必ず、クライアントの話を聴き終えたら、来談時第一声・第二声に立ち戻り、クライアントの本来の来談の目的に焦点を当てましょう~
この時に『クライアントの背景』を聴いていた場合で、感情に繋がる言葉が出た時は『危険』
その感情を深堀する受験生がいます
しかし、それは、キャリコンが聴きたい事柄から出てきたクライアントの感情でクライアントの価値観の一つですが・・・
クライアントが話したい感情ではないのです
だから、来談目的に立ち返る必要があります
では、情景とは・・・
情景は丁寧に聴く
仮に会社を辞めたいクライアントに対して・・・
その辞めたいと思った瞬間の出来事を聴いていくときに
その時の情景を丁寧に聴きます
その時に初めて、『5W1H』で聴いていくのです
ホルダーから5W1Hで聴いてと言われますが・・・・
皆さん分かっていますか?
その感情が出てきた場面を再現させるのです
その時に、あたかも、クライアントがその場に戻っているかのように
丁寧に聴いていきます
その時に、よく耳にする『一緒の情景を描く』事になります
それはいつの事?
それは何処?
誰がいますか?(相手は一人?二人?何人も?)
何をしていますか?
誰に何と言われたのか?
誰があなたに何をしたのか?
もっともっと臨場感を出すと、最後の質問の答えはクライアントから直ぐ出てきます
そして、最後の質問
『その時、あなたどんな気持ち?』
ここでは、イラっとしたでも、苦しいとか、悲しいとか、は?とか
何でも良いのです
その言葉に更に質問を重ねるからです
ここで大切なのは、
辞めたいとは思っていないのです
違う感情が起きています
これが場面の再現という経験代謝の根源です
これほどに、『背景』と『情景』という言葉には、この対人支援では
違う事を指していますので、私は反省しています
本当にごめんなさい
でも、これは、私にとって、自己一致が出来たきっかけでしたので
受験生支援の有難い所でもあります
残り2か月
私も、気が付いたことは発信しますので頑張っていきましょう~
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