ずっと大切な起業の記憶に
大学受験をひかえていた高校3年のころ、私は近所のミスドで受験勉強をするのが日課になっていました。
朝から図書館で勉強し、飽きたらそこから徒歩1分のミスドへ避難してドーナッツ休憩でひと息をいれる。ミスドはコーヒーやカフェオレのお代わりが自由だったから、長居するにはぴったり。
D判定を印字した模試の結果をぼんやりとみながら「ここからどうやって立て直そうかなー」と考えつつドーナッツを食べる。
勉強にいっとき集中してひと区切りがついてぱっと顔をあげると、まわりのお客さんが入れ替わっている。自分以上に長居する人はいないよなぁと思いつつ、コーヒーのお代わりを頼む。
そんなふうなミスドでの受験勉強をへて、私は第一志望の大学に合格しました。高校受験をしたのは15年ほど前ですが、ミスドと大学の受験勉強の記憶はいまも色濃く結びついています。
さて、つい先週、健康診断を受けました。
病院が入っているビルの1階にミスドがあるのを見つけて、ランチがてらに入店。朝からなにも食べていないおなかにドーナツとコーヒーがしみわたる。
ミスドのドーナッツを食べながら「健康診断の結果は来週届くのかー」「なにもないといいなぁ」とぼんやりしていたら、ふと地元のミスドで受験勉強をがんばってた記憶を思い出し、感傷的な気持ちになりました。
そしてなぜだか、私の仕事の意味について考えが派生していきました。
私はふだん、何人かの経営者の事務サポートをオンラインで行っています。
自分のなかでは、ミスドという”場所”と”受験勉強の記憶”がとても強く結びついているように、私の仕事ももしかしたら”経営者の起業の記憶”と結びついていくのかもと思ったのです。
起業してすぐのお客様が記憶に残りやすいように、起業したときに一緒に働いた仲間の記憶も残りやすいのかもしれません。
これらのように、経営者は起業にまつわるさまざまな経験をしていくと思います。もちろん、嬉しいことだけではなくタフな精神を求められる局面もどうしたってあります。
そうやって経営者の方が起業してから少しずつ規模を大きくしていく光景に、オンライン秘書としての自分がいる。
”起業の記憶”と”オンライン秘書”が結びついていく。
もしもそんなことが叶えられたら、とても光栄なことだと感じます。
多くの場合、経営者の方は、税理士、弁護士、コンサルタントなどの専門家と仕事をしていくのだと思います。そのうちの一人として、私もともに歩み続けられたら嬉しいです。
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