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”忙しさを解消したい”と思ったときに実践したい3つのこと。

ここ最近の仕事を振り返ると、”忙しい日”と”時間に余裕がある日”が明確にあるなと気がつきました。

忙しい日は、「時間に余裕があった先週はなんだったのだろう。。」と感じます。

(これは、私がフリーランスという働き方だからそうなりやすい、という部分もあるかもしれません。)

そこで、今回は忙しさを行動経済学の観点からとらえた『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』を参考に、忙しすぎる状況を回避する方法をご紹介します。

どうして、忙しい状況は避けた方がいい?

そもそも、忙しい状況を回避したほうがいい理由ってどんなことがあるのでしょうか?
本書のなかでは、忙しい=時間が欠乏している状態、と定義されています。

・欠乏は、処理能力のあらゆる要素を弱めることがわかっている。
・欠乏が誤りの代償を大きくするだけではない。まちがえる場面、誤った選択をする場面を増やす。

時間の欠乏は処理能力を弱め、間違った判断をしてしまう場面を増やしてしまうのです。

たとえば、朝からとっても忙しい日の夕方頃は、疲れていて頭が動きにくくなってしまうという経験はないでしょうか。

先週の澤円さんのvoicyでも、本当に忙しい人を助けるためには、周りがその人の仕事を引き取って、リソースを増やしてあげることではとおっしゃっていました。私は「さすが澤さん!」と頷きながら聞いていました。

本書では、時間がないという状態は一時的に集中力を高める効果(メリット)もありますが、その効果は長続きがしないことにも触れられています。

どのような状況を目指したほうがいい?

目指すべきは、

スラック(時間の余分な空き)をつくり、予測できない事態にも対応できる状況
緊急ではないが重要なことに着手できる状況
です。

なぜ時間が欠乏してしまうのかという疑問に、
本書では
・計画を立てられていない
計画を立てていてもスラックがないため、想定外の事態に備えられていない
ことが原因として挙げられています。

余裕があるスケジュールを組むことは、いっけん非効率と感じるかもしれません。私自身も、本書を読むまではそう感じることもありました。

けれど、余裕がないスケジューリングは誤った判断を引き起こしたり、今後の利益につながる重要なことを考えられず損益が発生する、と具体例とともに書かれていました。耳が痛いながらも、思い当たる出来事がいくつも頭に浮かびました。

みなさんにも、”本当はやった方がいいとわかっていても、後回しになってしまっていること”はありますか。



では、どうやって忙しすぎる状況を回避する?

それは、
①自分の処理能力をマネジメントする
②スケジュールに空きの時間をつくっておく
③忙しいときと忙しくないときの差をならす

です。

①は、時間やお金と同じように自分の処理能力も有限であるという前提に立ちます。思考力が必要な仕事は朝にやる、など仕事ごとに着手するタイミングを調整しようというお話でした。

②は、不測の事態が起きてもすぐに「時間がない!」とならないよう、何も予定を入れない時間をつくって備えようということです。

③薄々は想像がつくかもしれませんが、忙しい状況を予防するためには、忙しくないときの時間の使い方が大切です。フリーランスで仕事量をある程度コントロールできる場合は、仕事量における増減の波をなるべく減らすことが忙しくないを作り出すための近道のようです。

仕事の波に飲まれるではなく、仕事の波に乗っていきたいところですね。



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