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しごとコンビニで働く人と仕事

こんにちは。はたこらの長内です。

前回は、しごとコンビニの導入実績を、各自治体さんの特徴や運営法人について触れながらお伝えしました。特徴の異なる自治体さんがコミュニティづくりや交流の場、地域課題の解決のために「しごとコンビニ」を導入してくださっています。

今回は、しごとコンビニでどんな人が働いていて、どんな仕事があるのかについて、お話ししたいと思います。

どんな人が働いている?

まず、どんな人が働いているのかについてお話します。

しごとコンビニでは、以下の理念を掲げています。

「しごと」を通じて、多様な人の望む生き方を実現する

しごとコンビニ 理念

「多様な人」の定義は、それぞれあると思いますが、しごとコンビニでは主に時間や年齢、体調等何かしらの制限があって働きたいけど働けていない方々です。例えば、高齢者、介護をしている方、子育てをしているお母さん、体調に不安のある方など。

具体的に、全国の拠点の登録者さん(しごとコンビニで働ける人)の属性を見てみると、7割以上が女性となっています。また、年代別に見てみると、最も多いのが40代、次いで60代、30代となっています。60代に関しては、3,40代に比べて、男性の割合も大きくなっています。

しごとコンビニでは、自らの意思によって、どの仕事をするか、いつ実施するか等を自分で決めることができる「業務委託」という働き方を採用しています。加えて、仕事を業務や時間で切り分けることで、働く人の心理的なハードルを下げています。

それ以外にも、「”お互い様”での助け合い」や学ぶことから始められる「勉強会」、仕事以外でのつながりも持てる「交流会」を通して、より働きやすい仕組みを作っています。

このような取り組みを行うことで、働きたいけど働けていない高齢者の方や子育てをしているお母さんなどが活躍することができています。そして、その方々の望む生き方を実現するための「仕事」を作っています。

子供と働くお母さんの様子

どんな仕事がある?

続いて、どんな仕事があるのかについてお話しします。

しごとコンビニの理念の「多様な人」というのは、働く方のみではなく仕事を依頼してくださる方も対象です。依頼主さんの「したいこと」を実現したり、「困りごと」 を解決することも大切にしています。

具体的に、全国の拠点の依頼主さんの属性を見てみると、事業所が6割、個人が3割、市役所・町役場が1割となっています。しごとコンビニでは、案件を事務系・接客系・軽作業系・外作業系の4つに分類しており、軽作業系が5割、事務系・外作業系がそれぞれ2割、接客系が1割となっています。

具体的には、以下のような仕事があります。

  • 軽作業系 … 清掃、梱包、検品、イベント設営

  • 事務系 … 封入封かん、データ入力、文字起こし、チラシデザイン

  • 外作業系 … 野菜や果物の収穫、花壇の管理、草刈り、雪かき

  • 接客系 … レジ、受付、イベントスタッフ、写真撮影

こういった仕事を「業務委託」にて外注することで、「本来するべき仕事に集中できるようになった」「今までしたかったけど、できなかったことができるようになった」「従業員さんの残業が減った」という声や、「社内の業務を整理できた」という声もいただいています。

みんなで草取りを行う様子

今回は、しごとコンビニでどんな人が働いていて、どんな仕事があるのかについて、お話ししました。

お話しした人や仕事を発掘し繋げることで、人手不足を解決するだけでなく、コミュニティづくりや交流の場、地域課題の解決につながっています。

▼しごとコンビニに関するお問い合わせはこちらから▼

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