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しごとコンビニの導入実績

こんにちは。はたこらの長内です。

しごとコンビニについて発信していくと決めて、早1ヶ月。ここまで代表のあやこさんから「しごとコンビニのはじまり」や「仕組みや特徴」についてお伝えしてきました。

今回は、しごとコンビニがどのような地域に広がっているのかを、各自治体さんの特徴や運営法人について触れながらお伝えします。


しごとコンビニ導入実績

しごとコンビニは現在、全国に7拠点。北は北海道から、南は熊本県まで広がっています。

しごとコンビニの導入実績

これらの自治体さんに、しごとコンビニを導入していただいていますが、人口規模や主な産業もさまざま。ここから、各自治体さんの特徴にも触れて、お伝えしたいと思います。

岡山県奈義町

岡山県奈義町は、岡山県の北東部、鳥取県との県境にある、人口約5,700人の町です。主な産業は、農業、畜産、林業です。

奈義町は独自の少子化対策を行なっており、2005年時点で「1.41」だった出生率を2019年に「2.95」に引き上げ、「奇跡のまち」とも呼ばれています。

「しごとコンビニ」は、この奈義町から2017年4月にスタートしました。
※詳しい経緯はこちらから

弊社は、立ち上げ期の2年間をサポートさせていただきましたが、そのサポート期間中での登録者数は177名(奈義町の非生産労働人口の1割)で、その登録者さんへの支払い報酬額の合計は約2,300万円となりました。

現在は、さらに登録者数・支払い報酬額を増やし、地域に住む方々の生活支援的なお仕事を数多く受託され、「しごとコンビニ」が働きたいけど働けないと思っていた人と困っている人や事業所とのハブとなり、奈義町になくてはならない存在になっているそうです。

2023年2月には岸田首相も視察に訪れるなど、全国的にも注目される事業に成長されています。

北海道東川町

北海道東川町は、北海道のほぼ中央に位置し、大雪山国立公園の麓にある人口約8,400人の町です。主な産業は農業、木工業、観光業となっています。

東川町は全国で2番目の「しごとコンビニ」として、2020年4月にスタートしました。

東川町も奈義町同様、現在はサポートを終え自走化しておりますが、サポートをした2年間で、登録者数が303名、累計支払い報酬額が約3,000万円となっております。

東川町は「写真の町」として打ち出しており、しごとコンビニの仕事の実績を写真ギャラリーにもまとめております。

奈良県高取町

奈良県高取町は、奈良県中南部に位置する人口約6,200人の町です。高取町の主な産業は農業、製薬、製造業です。

高取町は全国で3番目の「しごとコンビニ」として、2022年4月にスタートし、2023年12月現在の登録者数は118名となっています。

高取町しごとコンビニでは、仕事を事業所だけでなく個人の方からも多く受注しており、町のみなさんで「しごとコンビニ」を活用してくださっています。

また「しごとコンビニ」の子ども版「kodomoしごとコンビニ」を企画・開催され、町内外合わせて約200人のお子さんが参加する人気のイベントとなっています。

鳥取県南部町

鳥取県南部町は、山陰地方の都市である米子市に接する西部にある、人口約1万人の町です。2004年10月1日に伯耆町、尚徳村、五千石村、成実村が合併して発足しました。主な産業は、柿などの果樹の農業です。

南部町は全国で4番目の「しごとコンビニ」として、2022年4月にスタートし、2023年12月現在の登録者数は141名となっています。

南部町しごとコンビニでは、定期的に登録者さんが集まる機会をつくり、しごとコンビニを通して地域のコミュニティ形成を行っています。

また、今年から「こどもフェスタなんぶ」という子ども参加型イベントを開催し、100名を超えるお子さんたちが参加されました。

運営する法人では「しごとコンビニ」に加え、移住定住サポート空き家事業なども行っています。

北海道奈井江町

北海道奈井江町は、北海道の空知地方中部に位置する、人口約5,000人の町です。主な産業は、農業、製造業で、福祉政策にも力を入れています。

奈井江町は全国で5番目の「しごとコンビニ」として、2023年5月に本格稼働し、2023年12月現在の登録者数は69名となっています。

奈井江町しごとコンビニでは、仕事を起点としたコミュニティ作りが行われており、今後さらに、事業所さんや町民さんに広げていきたいと考えています。

運営法人では「しごとコンビニ」に加え、日本一の直線道路のまちとして「ずどーん」をキャッチフレーズとした、ユニークなまちづくりも行っています。

熊本県南小国町

熊本県南小国町は、九州の中央部に位置し、阿蘇外輪山と九重連山の標高430mから945mにある、人口約3,900人の町です。主な産業は、農業・畜産・林業・観光業です。

南小国町は全国で6番目の「しごとコンビニ」として、2023年4月に本格稼働し、2023年12月現在の登録者数は89名となっています。

南小国町しごとコンビニでは、黒川温泉をはじめとする温泉地の人手不足を解消したいことが背景にあり、他拠点とは異なり隣町の小国町や他地域の方も登録可能となっています。

運営法人では、地域商社事業観光事業情報発信事業、未来づくり事業も行っています。そのうち「しごとコンビニ」は未来づくり事業に属しており、未来づくり事業部として note での発信もされています。

福岡県豊前市

福岡県豊前市は、福岡県の東部に位置する人口約24,000人で、しごとコンビニ事業を導入している中で最も人口が多い自治体さんです。主な産業は、農業・漁業・製造業です。

豊前市は「しごとコンビニ」の仕組みを含んだ「おしごとパレット」として、2023年4月に本格稼働し、2023年12月現在の登録者数は81名となっています。

おしごとパレットでは、以下の目標を掲げて事業に取り組んでいます。

  • みんなが働きたいときの窓口に

  • 多様な働き方を提供できる場

  • スキルアップの提供の場

  • 交流の場の創出

このようなことから、おしごとパレットでは「しごとコンビニ」事業だけでなく、登録者さん同士の交流を図るイベントを積極的に行っています。

まとめ

ここまで書いた通り、特徴の異なる自治体さんがコミュニティづくりや交流の場、地域課題の解決のために「しごとコンビニ」を導入してくださっています。

「しごとコンビニ」は、ただ地域の人と仕事をつなぐだけではありません。地域の最初の一歩を踏み出せない住民さんや、これ以上できることがないと思っている事業所さんの、できることを「発掘」してつないでいます。

どのようにしてその仕組みができたのか、「しごとコンビニ」の仕組みや特徴についても書いておりますので、ぜひご覧ください。

▼しごとコンビニに関するお問い合わせはこちらから▼

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