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"しごとコンビニ" の はじまり

こんにちは。はたこらの日下です。
弊社は「はたらく を たのしく」するために、採用事業で創業し、
今年で13年目になります。

この13年の間で色々な出会いや学びがあり、採用だけにとどまらず
採用を行う上で大切な理念やビジョンの言語化、
採用した方への研修、新入社員さんを育てる方の育成やサポート、
採用サイトの作成支援、講演やセミナー、新規事業立ち上げのサポートなど幅広くご相談をいただけるようになりました。

手法は色々あれど、その軸となるのは「はたらく を たのしく」で。
常に「どうしたら働く笑顔をもっと増やせるか」を考えて過ごしてきました。

「はたらく を たのしく」の言語化

そうした中で、採用をお手伝いさせていただいた 一般社団法人つながる地域づくり研究所さん(つな研さん)から

「ちょっとだけ働く仕組みを作りたいんだけど、どう思う?」

と、お話しをいただいたことをきっかけに、出生率の高さで有名な奈義町さんにて短時間でも働ける仕組みを作ることになりました。

それが2016年の夏。

当時は、1社1社丁寧に採用をサポートすることを大事にし、加えて働く側にも何かできないかと、学生さんや働く女性向けの勉強会や子育てママ等への講習の講師などを行なっていました。

それはそれで楽しかったですし、関わった企業や人たちにも喜んでもらえてよかったのですが、もっと速く・広く「はたらく を たのしく」を広めるにはどうしたらいいんだろうかと考えていた時期でした。

そうしたときに「まち」という大きな規模で、働く仕組みを作れる機会をいただき、大きなプレッシャーを感じながらもワクワクする毎日が始まります。

まず最初にしたことは、地域内の事業所さんに足を運び、お話しを聞かせていただきました。なぜかというと、それでまに採用サポートで関わってきた多くの企業さんは「フルタイム」を希望されており、短時間で働きたい人はいても、短時間の仕事が地域の中にはないのでは?と思ったからです。

どの事業所さんも深刻な人手不足で、人手が足りないために事業縮小や自分の代で事業を終えることを考えておられたり、したいことにチャレンジできずにいらっしゃいました。そして皆さん口を揃えて言われるのが「このまちには、働く場所も人もない」という言葉。

こんなに働きたい人も、人手を必要としている事業所さんもいるのに。

その理由を考えると、

  • 縁故採用や職安のみでの募集で、働いてほしい人に情報が届いていない

  • 働く=稼ぐことが目的だからフルタイム募集は必須と考える事業所と
    働く=稼ぐことだけが目的ではない働く側との意識のギャップ

この2つが大きいようでした。

働く側の働く目的は、稼ぐためという方もいれば、社会や人とのつながり、居場所が欲しい。やりがいや生きがいを感じたい、達成感を感じたいなど様々でした。

こうした働く側と働いてほしい側の「ズレ」をうまく合わせることができれば、ちょっとだけ働きたい人が働くことができ、事業所さんの人手不足も解消できると思いました。

それぞれの望む仕事や望む人を発掘して
届けたい人に届けたい情報を届けることができ
みんなが諦めることなく「したいこと」を実現できるように。

こうした想いで働きたいけど働けていない人=主には高齢者の方や子育てママさん等が、どうしたら働けるかを起点に事業設計を行ったこの事業は、コンビニのように気軽に立ち寄り、商品を手にとるように仕事を選び働けるようにと「しごとコンビニ」と名付けられ(名付け親は、つな研の林さん)2017年4月に本格的に動き始めます。

奈義町の運営スタッフさんと(太陽が眩しすぎる)

次回は、そんな「しごとコンビニ」の具体的な仕組み
お伝えします。では、また。

▼しごとコンビニに関するお問い合わせはこちらから▼

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